遅ればせながらの報告 パート1 | 頚髄損傷.comのブログ

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とある施設を数か月前に見学して、ドットコムで報告しようと思っていたのですが、遅れてしまいました。





まず、排尿についてです。






私が知らないだけなのかもしれませんが、自己での排尿は両手C5レベルで自立できるのをご存じてしょうか?





それも、がんばればできるというより、実際の場面を見たのですが、あっさりと実用的にできていました。





見学をして、常識にとらわれる、井の中にいることの恐ろしさを強烈に感じました。





その方法ですが、Dibインターナショナルの間欠式カテーテルのセミハードを使用します。そこに延長カテーテルを接続します。ズボンは良く行われるようにループをつけたり、ベルクロをつけたり衣服の改良をします。




これだけで、車いす上でも、ベッド上でも自己導尿が可能となるのです。





もちろん、これを行うのは経験のある、かつ専門的な医療従事者の支援がいなければ、成立しませんので、自身でご判断されないようにご注意ください。




また、そもそも自己導尿できるような膀胱機能があるか専門の医師の判断が必要です。




驚くのはこれだけではなく、両手C5レベルでナイトバルーンの自己挿入も可能でした。





施設間格差ですね。低い位置にいた私としては大反省であり、開設するビレッヂでは即座に対応できる準備を整えています。




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開設まで残り1年です!!