最近,頚髄損傷の方が住んでいらっしゃる施設を訪問しました。
社会福祉法人が運営した施設であり,頚髄損傷の方が複数名入所し,短期入所でも複数名が利用しているようです。
施設はたっぷり補助金が使用された感じがします。コンクリートの2階建て,1階は建坪で1,000㎡は優に越えます。
個室は8畳程度で収納があって広く,天井高があり,大きな窓もあります。
浴室も高額な機器が多くて広いです。
一度も使用されていないリハ関連機器が数百万円以上・・・・・。
何が書きたいのか分からなくなってきちゃいましたね。
ハード面での住み心地は良好で,ソフト面も悪くないようで,死ぬまで生活する場所です。
500人以上の入所待ちがいるようです。
ちょっと考えてみませんか?
これでは地域で生活するのがバカバカしくなりませんか?
何が言いたいかというと,社会福祉法人の異常な優遇策です。
税金はかからないのに,補助金が沢山もらえる。
同業種のNPO法人は税金はもちろん支払い,補助金は実績がないのでもらえません。
これは補助金や助成金を出す側からしたらアタリマエかもしれませんが,これから事業を行うものとしては,納得がいきませんね。
日本は施設生活から地域生活への移行を推し進めるのであれば,補助金や助成金について,また税金の優遇策について考え直すべだと思いました。
愚痴になってしまいましたが,実は施設を見学したかったわけではなくて,われわれが行う事業についての意見を伺いに行ったのでした。
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