中西正司氏、上野千鶴子氏の共著である当事者主権という本を読みました。
2003年に出版であり、やや古いですが、今読んでも非常に参考になる文献です。
中西正司氏は頚髄損傷の当事者であり、受傷後30年程度かと思います。
日本で初めて八王子市に自立生活センターを創設し、現在の全国組織化に至っております。
上野氏は東京大学教授であり、社会学者です。
この本を読むと、障がいを持つ当事者が当事者のために社会的サービスを拡充する活動を懸命に行い、勝ち取ったのだなぁと感じます。
社会的サービスは官僚の思うがままになっていたら、今でも障がいのある方は施設での非人間的な生活であっただろうと、当事者活動の存在意義を痛感しました。
障がいを持っている当事者は専門的知識を有する専門家にすべてを任せるのではなく、主観性や当事者性を重視し、自己決定権を第3者にゆだねることはないようにしていきましょう。
私が管理者のウェブサイト 頚髄損傷.com こちらは頚髄損傷・脊髄損傷者のポータルサイトを目指して随時、情報を拡大中です。
ブログ村もよろしくお願いいたします。

にほんブログ村