頚髄損傷、脊髄損傷となって家探しが必要になる場合があります。
多くの方は元々、住んでいる自宅に帰るのが一般的なので、今回は1~2割ほどの方が対象かと思います。
自宅を探す場合には、思い切って3年~5年ほど中古の分譲マンションを探すのがベターと考えておりますが、ローンを組むことができなかったり、手持ち資金がないと困難です。
そうしますと、賃貸マンションもしくはアパートもしくは戸建てとなります。
地域性はありますが、数としてはやはり賃貸アパートが探しやすいでしょう。
では、頚髄損傷、脊髄損傷の方が賃貸アパートを探すときには、まずどのような条件にしましょうか?
もちろん、立地と価格と広さが重要になると思いますが、これは一般の方にも含まれることなのでこれ以上は割愛します。
身の回りのことが自立している方に限定して話すと、
「トイレに入るのが狭い、お風呂に段差がある、上りかまちがある、道路と玄関までの間に段差がある、洗面台、キッチン、ベランダ」などなど、色々課題があります。
このようなことで、賃貸アパートというのは、よっぽど能力が高い20代~30代前半の意欲的な男性しか住めないという雰囲気になっているように思えます。
私と相談している方は、非常に細い対麻痺の女性で、プッシュアップも数センチしか上がらず、車いす~ベッド移乗がやっとの方で、その方と賃貸アパートの検討をしているのです。
長くなりましたが、このような一見、完全バリアフリー対応をしたくなるような女性でも、
前向きで明るい方であれば可能な私が考えるポイントは2つ
①道路から玄関までの段差をどのようにクリアするか?
②熱心な仲介業者(担当者)に巡り合えるか?
これです。
①は共用部分ということで住宅改修の補助はありませんし、自費の工事になっても大家さんとの交渉や様々な課題があります。
②はくじ運になりがちです。
①と②を解決してくれる可能性があるのが、居住支援協議会です。
「居住支援協議会」と「あなたのお住まいの県 or 政令指定都市」を検索すると、入居しやすいアパートや入居の支援をしてくれる団体が記載してあります。
また、①の共用部分の補助をする制度があります。(但し書きがありますが・・)
社会的サービスはゆっくり改善していますが、住宅というハード面はまだまだ障壁は大きいです。
その風穴を開ける仕組みを居住支援協議会が担ってくれるといいですね。
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