排便が介護の方はベッド上排便かシャワーキャリ排便か? | 頚髄損傷.comのブログ

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今回は議論があるかもしれないテーマです。



C4、C5の方は排便の自立が困難です。



排便の場所はベッド上とシャワーキャリーでトイレの2パターンです。



無難な考えとしてはベッド上でしょう。多くの病院や施設でもベッド上が主流だと思います。



やはり排便をする看護師も当事者も楽で安心なのです。



ベッド上で排便を行うメリットとしては、起立性低血圧がない、疲労感が少ない、便が出てくるまで場所を離れることができる、在宅サービスの訪問看護師が楽で勧められる



デメリットは部屋が臭う、寝る場所と排便をする場所が同一となり尊厳の問題に関わる、便が出にくい、出にくいことで摘便がややしっかり行う必要がある



それでもなお、私はシャワーキャリーでの排便が可能かをいつも当事者と話し合います。



シャワーキャリーは体を前に倒せるように前方に台を置き、背もたれをあんしんかつ楽な角度に調整するなどなど、松永製作所でオーダーで作成します(13万程度)。自治体の補助があり10万まで1割負担で購入可能。、つまり4万円で購入可能です。



なんといっても、シャワーキャリーでのトイレは便が出やすいのです。



健常者のトイレ風景を思い出してください。基本的に座って体をかがめるのです。



腹圧がかかりやすいですし、便がでやすい腸の角度になるのです。



一方、ベッド上排便は身体機能上、便がでにくい姿勢です。



よって、摘便をしっかりすることになったり、薬が増えます。




シャワーキャリーやトイレの環境が整わないと、トイレ排便は困難ですし、なおかつ、トイレを30分以上占有してしまうので、大家族ではトイレ排便が困難でしょう。



お金と環境が整えられる方は是非、シャワーキャリーでの排便の検討をしてください。そして、そのまま入浴へ突入です。



ただし、経験のあるセラピストでないと、シャワーキャリー排便にチャレンジするのは絵に描いた餅になるので、要注意です。



訪問看護師もシャワーキャリーでの排便に難色を示す人もいますが、慣れてしまえば大丈夫です。



そもそも、リハビリ病院の看護師がシャワーキャリー排便に最も反対するでしょうが・・・



実は、私もこの壁は乗り越えられないのです・・・


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