頚損・脊損の方の告知についてです。
医療業界ではインフォームド・コンセント、ムンテラという言葉を使用します。
多くの方の告知は、手術を行った医師が行うでしょう。
頚損・脊損の告知の多くが、
「一生あるけない」
「もとに戻ることはない」
「一生、車いす生活である」
という、将来の人生がお先真っ暗で、奈落の底に落とされるような内容です。
私は手術を行う意思に告知する必要はないとはいいませんが、将来の生活を全く知らない、または興味がない医師のみで告知を行うのには、頚損・脊損の方を単純に悲しませるだけであり反対の立場です。
これから、どのような生活が可能なのかを選択できるような知識・経験がある専門職が継続的にかかわれるような状態で告知はされるべきと考えています。
頚損・脊損になってしまったけど、それはそれで幸せな生活が必ずあり、健常者では味わえない人生があるのです。
私は頚損・脊損になったから「できない」ではなく、単に「やるか・やらないか」という意識でいます。
告知の将来の姿が患者に病状のみを伝える医師にとっての嫌な義務にならず、他の専門職も交えた将来の生活を一緒に考えるスタートになることを切に願っています。
同時に頚損・脊損の方に告知せず、本当の情報を知らないまま一定期間を過ごし、将来について知ってしまうということもないといいですね。
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