会社との事⑤ | 突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

順風満帆な生活から一転。
突然の逮捕から社会復帰までの経験談を同じ悩みを持つ方や、その周りの方にお伝えしたいと思い、書かせて頂きます。
文章など、拙いところあるかもしれませんが、お許し下さい。

~『『会社との事④』』から続く〜


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15年も勤めて、更には
朝から晩まで身を粉にして
毎日、下痢になるくらいのストレス
の中働いてきた。
こっちの言い分なんてほぼ聞かず
懲戒解雇か。。

まあそりゃそうだよね。
と自分の中で言い聞かせる。
その時、更に部長は続けた。

部「ただし、君はまだ判決を言い渡された
身で、刑が確定している訳ではない。
すぐにとは言わない。1週間後までに
自ら退職するという決断をして貰えれば
取締役会では私が取り繕う。退職せず、
取締役会に望むという事も出来る。
その場合、降格や停職でとどまれる可能性も
あるが、9割5分、懲戒解雇の決断がされる。
どちらにしても重い決断かと思う。
家族とも話して、私に直接連絡して欲しい。
社長も君のことを心配している上での相当
な歩みよりとなっている。」

法「本当にここまで皆さんから心配されて
どうにか残れる方法が無いか?と聞かれたのは
同じような案件の中でも初めてです。
日頃の行いからきてるのだと思います。」

部「そう。君は、今回の行いは絶対に
やってはいけない事をしてしまった。
だが今まで、仕事で見せてきた行いは
間違っていない。それだけは誇りに思って
欲しい」

譲歩案を提示された。
しかも会社からしたらかなりの譲歩
なのだと思う。

自主退職というやつだ。

退職金も出る、離職票にも自主退職と
書いてもらえる。かなり譲歩してくれている。
が、やっぱり辞めろという事だ。

私は、予想はしていたが、
ショックだった。
でも私は明るくはっきりと言った

私「分かりました。週明けにはご連絡します。」

と一言伝えた。
あなた達にそれを言われても
私はノーダメージだ、といわんばかりに
強がった。

そして、2人から無言で退室を促された。

私は一礼して、部屋を出る。
こんなやつと部屋を一緒にいたくないのだろう。
当たり前だ。
部屋を出ると悲しみと、多少の怒り、
虚しさ、色んな感情が溢れるのが分かった。
不思議と涙は出なかった。






〜『会社との事⑥』と続く〜