『いざ、留置所へ』①<前方良し、後方良し> | 突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

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順風満帆な生活から一転。
突然の逮捕から社会復帰までの経験談を同じ悩みを持つ方や、その周りの方にお伝えしたいと思い、書かせて頂きます。
文章など、拙いところあるかもしれませんが、お許し下さい。

~『突然の逮捕』③からの続き~

 

 

※初めての方はこちらから見てみてください♪『突然の逮捕』

 

 

 

カツ丼の道半ばの中で約束の13時を

迎えます。

 

ぞろぞろ刑事がやってきました。

 

刑事「そろそろ、時間になったから

留置所にいくよ。」

 

私「わかりました。カツ丼食べ残し

大丈夫ですか?」

 

刑事「食べといた方がいいよ。

お腹空いちゃうよ」

 

私「・・・」

内心、こんな状況で喉に通る訳ないやん

と思っていました。

 

この時、椅子になんとも言えない括り方で

縛りつけられていたのですが、

それがほどかれます。

 

留置所はすぐ隣にありました。

 

そこで、また新しい警察の方とご対面。

どうやらこの人達に引き渡される

んだなとすぐ分かりました。

 

完全に定年前のおじいちゃん。。

調べると留置担当官と呼ばれているらしい。

 

私はそのおじいちゃんに引き渡され、

留置所への扉が開かれます。

 

と、突然。

 

おじいちゃん

「前方よし!後方よし!

外扉解錠!」

※多分こう言ってたと思います。

 

おいおい、まじかよ。

いきなりそんな大声張り上げられるなんて

聞いてない。

耳キーンとしてしばらく聞こえずらい。。

 

と思ったのもつかの間、次の扉へ

おじいちゃん

「前方よし、後方よし、

中扉解錠!」

 

またかよ、と思ったのも束の間、

ナニカの声

 

「了解!」

 

おい、誰だよ、と思った瞬間に留置所への

本扉が開かれました。

 

そこには

映画『SAWソウ』の始めに目覚めた

部屋のように無機質な空間と2名のナニカ

が立っていました。

 

 

 

〜『いざ、留置所へ』②へ続く