SCP-xxxx-JP - 女性の味方。 | 趣味部屋

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日常のことやホームページ(携帯サイト)の更新状況などをちらほらと…。

最近ちらっとSCPを見た関係で…ちょっぴり作ってみたかったので自分のブログで。
公式の方に載せるつもりは全くありません。

以下、内容。

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職員向け黒球ルーム利用規約
・必ず専用のセキュリティカードを翳した上で入室してください。
 ※セキュリティカードの発行には申請が必要です。
・食事無しで使用することを禁じます。
・入室時間は可能な限り10分以内に収めてください。
・入室回数が多い職員は定期的に健康診断を受けてください。
 ※健康診断を受けない職員には黒球ルーム管理者よりお声掛けする場合があります。
・SCP-xxxx-JPには近付き過ぎないでください。



アイテム番号:SCP-xxxx-JP

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル:SCP-xxxx-JPはサイト-81XXの職員食堂に隣接された7m×7m×5mの隔離室の中央、ガラスケースの中に保管されています。隔離室の入り口はアンチパスバック機能が搭載された扉であり、入退室には専用のセキュリティカードが必要となります。その際、入退室時間が記録されます。なお、隔離室は黒球ルームと記載します。

説明:SCP-xxxx-JPは人の拳サイズの黒い球体です。触れると弾力性があり、触り心地も良いという評価が多いです。

SCP-xxxx-JPはXX博士が20yy/mm/ddにXX県XX市の某所で開催されたフリーマーケットで偶然購入したものです。購入後から常に満腹感とそれによる幸福感に満たされていることに異常を感じ、SCP-xxxx-JPは実験対象となりました。なお、販売者の詳細は不明のままです。

SCP-xxxx-JPは実験の結果、以下の性質を持っています。
・半径約3m以内の生物に満腹感と幸福感を与えます。
・影響範囲内に滞在する時間が長い程、満腹感と幸福感は持続します。
・SCP-xxxx-JPに近い程、満腹感と幸福感が強くなります。

SCP-xxxx-JPから常に発せられる何かによって満腹中枢を直接刺激し、満腹感と満足感を与えていると推測されています。現在、他の影響は確認されていませんが脳への直接干渉である為、不要な長時間の影響範囲内滞在は推奨しません。

補遺1:実験記録

実験記録xxxx-JP-1 - 20yy/mm/dd

被験者:D-11123
記録者:XX博士
滞在時間:1時間

D-11123には予め24時間の食事を禁止し、採血を行った。
SCP-xxxx-JPのすぐ側にD-11123を1時間滞在させた。
実験前に空腹で死にそうと愚痴っていたD-11123は満腹感と幸福感に満たされたと満足気だった。
しかし身体検査を行ったところ、胃の中は空であり身体に何かしらの栄養が足された様子も無かった。
実験によりSCP-xxxx-JPは飽くまでも脳に作用するだけであることがわかった。
満腹感は24時間程続いたようで、影響時間中に食事をさせたところ身体が拒否反応を起こして戻してしまったとのこと。
満腹感が数日続けば餓死する可能性がある為、今後の実験においても長時間滞在は禁じよう。


実験記録xxxx-JP-2 - 20yy/mm/dd

被験者:D-11123
記録者:XX博士
滞在時間:20分

D-11123には予め12時間の食事を禁止した。
離れたところからSCP-xxxx-JPへ近付いてもらい、少しでもお腹が満たされる感覚が現れるところで立ち止まってもらった。
測定するとSCP-xxxx-JPから約3mのところだった。
また、その地点で20分程滞在してもらったところ、その後満腹感は3時間程続いたとのこと。

実験記録xxxx-JP-3 - 20yy/mm/dd
実験記録xxxx-JP-4 - 20yy/mm/dd
実験記録xxxx-JP-5 - 20yy/mm/dd
実験記録xxxx-JP-6 - 20yy/mm/dd

被験者:D-11123, D-11150, D-11188, D-11200, D-11202
記録者:XX博士
滞在時間:20分

各被験者に実験記録xxxx-JP-2と同様の実験を行った。
計20回分の実験により影響範囲がどの方向へも約3mであることが確定となった。
満腹感の持続時間には差異が生じており、3時間程続いた者もいれば5時間程続いた者もいた。
なお、Dクラス職員達からは普段の食事が少ない為、このSCP-xxxx-JPを活用させて欲しいと意見があった。
Dクラス職員の士気向上が見込めるのであれば検討の余地はあるだろう。


実験記録xxxx-JP-7 - 20yy/mm/dd

被験者:XX事務員
記録者:XX博士
滞在時間:10分

珍しく自ら被験者となりたいと話が来た。
本来であれば許されないことかもしれないが、特別な許可を頂いた上で実験を実施した。
XX事務員は少量の食事を済ませた後、SCP-xxxx-JPから約2mの位置に滞在した。
10分程で満腹感に満たされた為、SCP-xxxx-JPの影響範囲外へ移動させた。
満腹感は5時間程続いたとのこと。
XX事務員より『ダイエットにとても良さそうなので定期的に利用させてください!』と強い要望があった。


実験記録xxxx-JP-8 - 20yy/mm/dd

被験者:女性職員多数
記録者:XX博士
滞在時間:10分

実験記録xxxx-JP-7の話を聞いた女性職員達が押し寄せ、半ば強引に自ら被験者となった。
実験内容は実験記録xxxx-JP-7と同様であり、結果も凡そ同様だった。


実験記録xxxx-JP-9 - 20yy/mm/dd

被験者:D-11123
記録者:XX博士
滞在時間:実施出来ず

破壊耐性試験を行う為に準備を進めていたが、どこからか聞きつけた女性職員達に猛反対されたため中断せざるを得なくなった。
SCP-xxxx-JPは女性達を狂わせる効果があるのかもしれない。
…そう思ったが私も生物学上では女性であり、彼女達よりも影響を受けていた時間が長いにも関わらず同様の症状は出ていなかったので何かトリガーがあるのかもしれない。


実験記録xxxx-JP-10 - 20yy/mm/dd

被験者:犬2匹、猫2匹
記録者:XX博士
滞在時間:20分

食事を10時間程与えていない犬及び猫をそれぞれ2匹ずつ用意し、SCP-xxxx-JPの影響範囲内に20分放置した。
その後、通常の食事を与えたが口を付けることは無かった。
SCP-xxxx-JPは犬や猫にも影響があると推測される。
なお、助手が有名らしいチューブ状のおやつをあげたところ4匹とも喜んで食べた。
…このおやつはSCPではなかろうか。


実験記録xxxx-JP-11 - 20yy/mm/dd

被験者:D-11123
記録者:XX博士
滞在時間:10分

D-11123は辛いものが苦手と聞いたため、生のハバネロを一齧りしてもらった後にSCP-xxxx-JPの影響範囲内に10分滞在してもらった。
満足感と幸福感は得られたものの、辛さは全く軽減されなかったとのこと。


他、多数の実験を実施したが人体への深刻な悪影響は確認出来なかった。
これにより女性職員達が計画・提案をした『黒球ルーム』の建設を認めることとなった。

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と言った感じのもの。
結局のところ、怖いのは自分の利益の為なら謎の存在すら利用とする人間なのです。

実験に関しては実は後2,3個書こうかと思ったのですが…完全に蛇足なので書きませんでした。
・元々満腹の人が入るとどうなるのか→特に影響は無く、持続効果だけが残る
・食べ過ぎて苦しいと感じる人はどうなるのか→苦しみが緩和され、幸福感が残る
・影響範囲内に入ってすぐに嫌いなものを食べたらどうなるのか→嫌いなものは嫌い(満腹の幸福感とは別)

では、ここまで。
また~ノシ