Myuk concert tour 2024「Arcana」福岡公演 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

2月6日は18時に仕事を終え、早良区の小田部(こたべ)から博多区の中洲まで自転車で移動。
このページで何度か紹介している音楽家、Myukさんの2年ぶりのライブツアーの、その福岡公演を観に行きました。
担当自転車は“霞”。この長距離を35分くらいで移動。ちょうど入場が始まる時間に間に合いました。

 

会場は、先月遊佐未森さんのライブ観に入ったGate’s7。
到着すると、 ゲイツと同じフロア―にあるライブバーで、先月閉店したS.O.Ra. Fukuokaが、新たにライブバーのRED HOUSEとして新装開店されてました。
来年もまた、ヤスさんこの場所に来てくれるかな。

 

 

開演前にMyukさんのメジャーデビュー後初のフルアルバム「Arcana」の、2年前のライブツアーのBDも附属している完全生産限定盤を購入。
メッセージカードは入場時に配られたもの。

18時半開演。満員だそうです。
オープニング曲が流れ出し、Myukさんと、ライブのサポートメンバー4人がステージに現れました。
Myukさんはフリルがたくさんついた青いステージ衣裳。サポートの方は全員ライブグッズのTシャツでした。

最初の曲は「ひとりじゃないよ」。Myukさんはボーカルのみ。
アニメ「豚のレバーは加熱しろ」のEDテーマ。
なかなか良い作品で3話くらいから見だして毎週録画してましたが、最終回は延期されて未見。先ほどようやくラストを見ました。

ツアーへようこそ!
あいさつするMyukさん。表情は明るい。
前回のツアーは2年前ですが、度々ライブのネット配信があってそれを見ており、久しぶりという感じはしません。

次の曲は「星に願いを」、そして続けて「シオン」。
印象深いキーボードの出だし。
確か何処かで、と思いましたが、2年前のツアーでもグランドピアノでサポートしておられた西野恵未さんですね。

あらためてあいさつ。
2年ぶり2度目のツアー。福岡は彼女の地元熊本の隣の県ということで思い入れも強いようです。
えっと、窓辺に降る雪を思い浮かべて、だったかな?よく憶えてないけどそのようなことを話して、次の曲は「Snow」。
自然と会場から手拍子が巻き起こりました。

アコースティックギターを手にするMyukさん。以後はラストまでギターを抱えます。
恋愛のもどかしい想いをうたいますと、曲は「あふれる」。

次の曲は食べ物がテーマですと紹介するMyukさん。
ですがその前にと、福岡県の名物料理の中から4つ挙げてどれが好きか拍手で募りました。
1、豚骨ラーメン
2、もつ鍋
3、水炊き
4、明太ダシ巻き玉子
これをサポートメンバーの方にも聞いていき、これがメンバー紹介。うまい展開です。

まずは大久保パイセンとMyukさんに呼ばれてた、ステージ右手の大久保友裕さん。
このバンドのバンマスで、アコギとエレキを使い分けて弾いておられました。
まず大前提としてトンコツが1番ですがと福岡にリスペクトし、横濱の家系ラーメンが好きだと話します。

続いてひと目でバンドのムードメーカーと分かる、ステージ奥のドラムス、大貫みくさん。
the peggiesという音楽トリオで活動されているようですが、現在活動休止中のようです。
ラーメンというか、紅生姜がお好きだとか。
みんな~ミクだよ~とネアカに自己紹介。一方Myukさんもキーの低いお声でみんなーミュークだよーと話して沸かせます。

ベースの前田恭介さん。
普段はロックバンド、andropのメンバーとして活動されているようです。
やはり彼も2番は(笑)横濱家系。

そしてキーボードとコーラスは西野恵未さん。ピアノのほか、ボーカリストとしても活動されているようです。
なんと彼女は棒ラーメン(マルタイラーメン)がお好きなんだとか。でも最近はラーメン二郎にもハマっているそうですよ。

ちなみにMyukさんは明太ダシ巻き玉子が大好きだそうで、個人的に4択に入れてみましたと話し笑います。

と、ラーメンの話になりましたが、曲は「Pancake(パンケイク)」。
この曲は大久保さんの作詞作曲で、Myukさんに振られ、大久保さんから曲に込めた思いが語られました。
ウイルス禍で嫌な情報が蔓延するなか、以前の家族でパンケーキを囲んで食べたような、そんな楽しい頃の思い出を詞にして、少しでも忘れられるようにと制作されたそうです。
このエピソードを知ってから曲聴くのとでは、想いも意味も違ってきますね。

「フェイクファーワルツ」。
作詞はMyukさんで、みにくいアヒルの子を題材として制作した曲だそうです。
ハクチョウに憧れるアヒルが、やがて自分らしさを見つけていくような歌詞。

「夜の舞踏会」です。メジャー以前の熊川みゆ名義で活動されていた頃の名曲。
新アルバム「Arcana」について、アルカナは箱舟という意味。
収録されている1曲1曲には主人公がいる。それぞれの願いや祈りを歌にしてこの舟に乗せた。
また、私にはイイ人に出会える才能がある。このバンドメンバーをはじめスタッフさんや、この素敵な空間を作ってくれる観客の皆さんとも。

Myukさんが手拍子を誘い、「ラブソングの衝動」。
Myukさんこの2年のあいだにステージング上手くなった。よい音楽家になりましたね。
真白な雪のようにもっともっと笑わせてと、続けて「Gift」。
これは映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」の主題歌。
実はこの映画、見に行く予定でしたが直前でゴジラに変更してしまい、未見。よい作品のようなので機会があったら見ておきたいです。
続けてこれは確か初めて聴く「encore bremen」。アルバム収録の新曲。

「愛の唄」は終盤のサビ部分を一緒にうたいましょうとMyukさん呼びかけ、まずは練習して本番。
サビでステージにマイクを向けます。すごい盛り上がり。
演奏を終え、このバンドメンバーは宝。そして今日という日を作ってくれている皆に拍手を。

「アイセタ」が演奏され、最後の曲ですと話すと、え~の声。
もう1度くり返して、え~!をリピート(笑)。
私に倖せな時間をくれてありがとう。うたうことは辛いことを乗り越えること。
はじまりの曲ですと、メジャーファーストシングルの「魔法」。
ライブは終わりました。


※セットリスト
ひとりじゃないよ
星に願いを
シオン
Snow
あふれる
Pancake
フェイクファーワルツ
夜の舞踏会
ラブソングの衝動
Gift
encore bremen
愛の唄
アイセタ
魔法

※アンコール
あの日夢を
Arcana

鳴り止まない手拍子。アンコールありました。
Myukさんおひとりでライブグッズの白い長袖Tシャツに着替え、再登場。

先ほどの魔法は、Myukのはじまりの曲として紹介しましたけど、その前の、熊川みうのはじまりの曲を用意してきました。
インディーズ時代、最初に配信開始された、曲は「あの日夢を」。
高校生の頃、祖父が亡くなり、その後夢枕に出てきたことがきっかけでできた曲だそうです。
ギターの弾き語りで、お見事な演奏。

メンバーを呼び戻し、そしてライブグッズの紹介。Tシャツ迷ったけど、この前フィギュア大量買いしたばかりだったので、CDだけであとは見合わせてます。
あらためて謝意を伝えるMyukさん。
子どもの頃からうたう人になりたいと思っていた。
多くの人と出会う音楽は旅。
このみんなは旅の仲間。
Myukはみんなと一緒につくっていくもの。
旅の力になれるような音楽を作っていきたい。
アルバムの表題曲「Arcana」が最後に演奏されました。

深々と場所を変え、4度頭を下げるMyukさん。
ライブは終わりました。