坂本八幡宮~竈門神社(太宰府三社詣・前篇) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

三社詣と書いてさんじゃまいりと読みます。
年明けに三ヶ所の神社へ御參りするというこれは、福岡県独自の風習のようですね。

13日土曜日は1日だけ休み。すでに初詣は済ませてありましたが、久しぶりに太宰府へ出かけ太宰府で三社詣してみることにしました。朝食食べて8時前に出発。


福岡市の早良区から城南区南区、春日市大野城市と走り続け、9時半頃太宰府市の大宰府政庁(政廳)趾に到着。だざいふしは太宰府、だざいふせいちょうは大宰府と書きます。地元では都府楼(都府樓)趾と呼ばれ、かつての政治の中心地も今は憩いの広場です。
三社詣の一社目は、この都府楼の向って左手にある道を、奥に見える以前登った四王寺山の方へ歩いていくとあります。


坂本八幡宮。
神社のうち、八幡神(はちまんしん、やはた、やわたのかみ))を祀っている場所はとくに八幡宮と呼ばれます。八幡様は應神天皇(誉田別命ほんたわけのみこと)のこと。


「初春(しょしゅん)の令月にして 気淑(よ)く風和(やわ)らぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香(こ)を薫(かお)らす」
とあります。
元号「令和」選定の際、萬葉集に収められているこの大伴旅人(おゝとものたびと)が詠んだ和歌より、「令」と「和」のことばが選ばれ、そしてこの和歌が詠まれた地がこの場所だということで、当時令和発祥の地ということでたいへん話題になりました。


坂本八幡宮に參拜。
三社詣の二社目は天滿宮。ですが、こちらはすごい人出。
さすが明けまして&受験シーズン&コロナ明け。參道のお店で梅ヶ枝餅を買って食べ、こちらは後回しにして先に次の場所へ向かいました。



天滿宮の左手にある道から出て走り、途中で右折して宝満通り。次は竈門(かまど)神社。
これは竈門神社へ向かう途中にある山塊。地図に豆塚(まめづか)山と書いてあります。
バス停、豆塚山前の少し手前に車が入れる広い坂道があり、そこが登山口のようです。
標高145m。ちょっと立ち寄ってみようかと思いましたが、しかしその入り口に関係者以外立入禁止とあり、止めました。


豆塚山を過ぎてさらに東進。宝満山(左)が見えてきました。竈門は宝満の麓にあります。右の山は愛獄山かな?


着きました。宝満(寶滿)宮竈門神社。
自転車は“響”は駐車場でおるすばん。


石段を歩いていると、虹が。日の光が偶然差し込んでこのような光景に。


これで二社目。
竈門神社久しぶりに来ました。前回は2012年末ですから約11年ぶり。
「鬼滅の刃」の主人公と同じなまえ、作者が福岡のご出身ということなどから聖地だとしてこちらもたいへん話題になりましたね。
秋には紅葉がきれいです。この神社は秋に来るのがお勧め。



次は宝満山へ登ります。社殿左手へ行くと登山口はあります。


登りはじめてすぐのところにある水辺。
ホウマンザンヒキガエル(宝満山蟇蛙)を獲らないで、と書いてあります。
この山に棲む固有の蛙がいるようです。知らなかった。
今検索してみると登山する蛙だそうで、登山者の靴底に付いたカエルの匂いを道標にこの山の山頂まで登っていくのだそうです。


車道へ出てからまた登山道。
続きはまた書きます。

ではまた。