Local Bus LIVE“秋風に抱かれ” (東京・後篇) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

東京行の後篇です。

Utaco.さんらと別れて渋谷をあとにし、再び山手線に乗って高田馬場で下車。あとは早稲田通を歩いて、次のLocal Busのライブ会場へ向かいました。

 

そういえば家で朝食食べたきり。途中で遅い昼食というか早い夕食を食べ、まだ時間あったので会場近くの穴八幡宮へ立ち寄りました。
更に地図によると近くに戸山公園があり、その中に標高43mの箱根山というのがあるのに気づき興味が沸きましたが、これは立ち寄る時間が足りなさそうでしたのでやめてます。

 

 

今回のLocal Busのライブ会場は、穴八幡宮近くにある早稲田奉仕園スコットホール。写真のような教会です。
開場30分前に着きましたがすでに行列ができており、中へ入る時間ともなるとかなりの人数で2階席もある会場は多くのファンが詰めかけてました。
大ヒット曲も無い、タマにしかライブを演らないこのユニットに、これほど多くのファンがいてくれてたことに嬉しさが込み上げてきます。

ドアが開き、5名の音楽家がステージに上がりました。
最初は、いきなり初めて聴かせてもらう曲。ギターとピアノのみの曲でした。
次いでメジャーデビュー曲「ansa-」、それから「From Texas」。

3曲を終え、もう声嗄れてる、などと自虐を交えて永嶋さんからあいさつ。最初の曲は未発表の「23区」というタイトルだそうです。
それからメンバー紹介。
ステージ向かって左から、ギターの黒田ユウジさん、コーラスの安藤茉莉花さん、奥にピアノの黒田侑香さん、そして今回はボーカルのみのローカルバスの野見山睦未さん、そして右端にギターで同じくローカルバスメンバーの永嶋圭司さん。
今年で20周年を迎えるLocal Busについて、密度の薄い活動だったと、また自虐を交えて紹介。なんて後ろ向きな(笑)!
のみさんはansa-で緊張して間違った、などとやはり自虐されてましたが、そのボーカルは20年経ってもなお、たかい魅力を放っています。

次はansa-のカップリング「間取り_6畳」。
この曲のタイトルについて、最初永嶋さんは4畳半にしようとしたそうですが、のみさんからあまりにも昭和すぎるからと指摘され、6畳に落ち着いたと秘話が語られました。
次いで、これも初めて聴かせてもらいますが、おそらく新曲の「Unlucky」。
終演後購入させてもらい歌詞を読ませてもらいましたが、昨今の世界情勢に思うところがあって書かれた詞のように感じました。終演後訊けずじまいです。
演奏後のMCではノリノリな感じの曲と紹介。

前半は残り3曲。「MOVEMENT」「キャシーM」「ELBOW」と続けて演奏ですが、確かELBOWのところで永嶋さんギターのはいるタイミングを間違え、演奏を中断。
すかさずやり直しは3回までゆるしてくださいと永嶋さん。会場から笑いが。
演奏再開しますが、すると今度はのみさんが間違えます。またすかさず残り1回あるのでと永嶋さん。こういうゆるいくうきが会場にずっと流れていました。
あとで紹介されるのですが、既存の楽曲はアレンジがかなり変更されていました。

新曲のUnluckyを物販で販売しますと紹介。
このライブに先がけて行われた花田真梨子さんの個展で販売されてたもので、花田さんのイラストに曲のダウンロードコードがついていますが、初回販売分はそのダウンロードコードをつけ忘れていたのだそうです。
なんとアンラッキーなことに、などとまたしても自虐(笑)。
前半を終え、物販はすごい行列。最後に買おうと思い、席で休みました。この日2時間半しか寝てません。


後半です。
最初の曲はやはりこれも初めて聴く曲です。やはり未発表の「交響」というタイトル。
次いで「ミチユク日々」「BABY」と演奏。
ミチユク日々を含むアルバム「椋鳥ロビン」は、私が選ぶ最高の平成のCDアルバム20枚のひとつです。(mixi日記のみで公開)

ずっとMCは永嶋さんが務めていますが、これについて実は野見山さんの喉の調子が悪いからだそうです。久しぶりに聴いたということもありますが、少しもそんな感じはありませんでした。
のみさんは、最初ライブの中止も考えたほどだったそうですが、永嶋さんによると、東京へ出てくると調子はどんどんよくなったそうです。東京の電車移動で意図せずよく歩いたのが良かったのかも、とも。
そしてアレンジですが、先ほどから聴かせてもらっているとおり大きくオリジナルから変更。
のみさんは編曲について反應がいつも薄いそうで(いっぱいいっぱいなんですとすかさずのみさん話します)、そこでいつも持ち上げてくれる友人に試聴してもらっているそう。
そしてできたこれらアレンジですが、サポートの方に知らせると難しすぎてこんなのできるかとダメ出しされたそうです。

「Speed Star」「枯れない花」を演奏。
枯れない花は、のみさんの弟さんの片想いエピソードを詞にしたのだそうです。

残りあと2曲。うちらにしては長いライブになったと永嶋さん。
その2曲が難しい。リハでの演奏で力尽き、マイク持つのも大変だ、などと話します。
至上の名曲「桜見丘」。本当に、のみさんのボーカルは初めて聴いた頃となにも変わらないな。

最後の曲は「Whistle Blow」と紹介。
これは、アルバム椋鳥ロビンの冒頭で流れるコーラスのみの表題曲では?フルコーラス版があったのか。


※前半セットリスト
23区
ansa-
From Texas
間取り_6畳
Unlucky
MOVEMENT
キャシーM
ELBOW(L)

※後半セットリスト
交響
ミチユク日々
BABY
Speed Star
枯れない花
桜見丘
Whistle Blow

※アンコール
とかげ5

全ての演奏を終え、舞台袖に引っ込む5人。すぐに出てきてアンコールです。
実は舞台袖のドアと思っていたところは、倉庫かなにかで出入口じゃないと永嶋さん。
アンコールの演奏曲は「とかげ5」。ansa-のカップリング曲です。
ひからびたトカゲが出てくる、元気がなくなる曲、まるで今日の僕のようだなどと紹介(笑)。確かに歌詞をよく読むとそんな感じだ(笑笑)。

 

ライブは終わりました。よいもので、やはり無理して来てよかった。おまけにおふたり以外にUtaco.さんにも会えたし。
物販でUnluckyを購入。それから、自宅から持ってきた「桜見丘」とともにサインを入れてもらい、すこしお話しもできました。
福岡公演の時もこんなCD持ってるの自分だけだろうと思っていましたが、この日も多くの方がCDを持参されてました。こんなに仲間がいたのです。

 

 

教会をあとにし、あの頃よく泊まっていた新宿のホテルへ向かいますが、途中で花園神社へ立ち寄りました。
此処も久しぶり。この場所は新宿の喧騒のなか、いつも静か。

 

ホテルでいつものスパイファミリー見て就寝。翌朝は4時半起床で7時発の便で福岡へ戻り、その足で利用者さん宅へ向かって11時からいつもの移動支援の仕事をしました。


携帯電話ウェルネスの歩数計
26日は17758歩、10830m
27日は12074歩、7364mでした。