宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

2月12日は一日だけ休みでしたので、映画を見に出かけました。


「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-」
冒頭は、これまでのヤマトと題されているが、主にアベルト・デスラー総統の話。
アベルトがまだ幼い頃、デスラー家の当主でガミラス星を統一した叔父ら政府高官の会議を偶然聞いてしまった。
それは、ガミラス星の、星としての寿命が尽きかけている、そして青い血のガミラス人はガミラス星を離れて生きられないという衝撃的なものだった。
このことは例え身内でも幼子でも絶対的な秘密。
その場で処刑されそうになるが、居合わせた年の離れた兄と、血の誓いを交わす。
ガミラス人類移住可能な星を見つけ出す…それは呪いの言葉のようだった。
その後、イスカンダルのスターシア女王に謁見を許され、早く大人になりなさいと告げられる。
兄、叔父は死に、総統となったアベルト。
星の寿命が尽きかけているという真実を一人きりで背負い、感情を押し殺して武力を拡大させ周囲の惑星を占領していく。
領地拡大が名目だったが、真意は、ガミラス人民の移住に適した星を見つけ出すことだった。
このほか、第二バレラスを帝都に落下させた真意なども語られた。

真実をたった一人で背負い、臣民の為に新天地をと、暴虐な支配者の假面を被ってきたアベルトの、その目の前でガミラス星が破壊され、人々が死んでいく。
まだ人が、一人でも多く。狼狽し死にゆく星に着陸しようとするアベルトに、側近のタランは涙をのんで転進を伝えた。

本作ではこれまで謎だった、ガミラスとイスカンダルの関係、ガミラス人とガルマン人の関係、何故ガミラスはイスカンダルに軍を置いたり攻めないのか、スターシアはガミラスの寿命が尽きかけているの知り何故救済しないのか、何故地球にコスモリバースを送ったのか、スターシアの云うあまねく星々の救済の真意、スターシアをはじめイスカンダル人の正体、などなど、次々と明らかにされていく。

そして猛烈にアツイ人間ドラマ。
気がつくと映画館で強い握りこぶしを握っていた。

終盤では懐かしい、子どもの頃見た旧作品に出てきた宇宙艇コスモハウンドが、まさかの設定をあたえられ、登場。

なに?まだ見にいっていないだと!
さぁこんな駄文は閉じて、映画館へ全軍突撃せよ。