手嶌葵15thアニバーサリーコンサート~Simple is best~ | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

2月5日に福岡県宗像市で行われた、手嶌葵さんのライブレポート。

ふたつ前の記事の続きです。
接種で体調不良になったり、仕事終わりにMyukさんとUtaco.さんのYouTube配信見たりしていて書くの遅くなりました。

初めて観る手嶌葵さんのコンサート。
会場は、宗像市にある複合施設、宗像ユリックス内のイベントホール。


許斐山を下山後すぐに向かいました。13時15分の開場時間の30分前くらいに到着。入り口前の駐輪場に自転車“七夜月”泊めていると、可愛い自転車と、また、高齢の男性から声かけられました。やはりナナは人気者です。男性から温泉も勧められました。
開場時間まで少し時間あったので、ホットサンドと珈琲で少し休憩。
その後不織布マスクの上から布マスクとマスク2重、ビニル手袋もはめて会場入り。

手嶌さんと、サポートのピアノの方が席に着き、まずは「The Rose」。Bette Midler(ペッド・ミドラー)のカバー。
やはりボーカルが印象深い。引き込まれる。
曲を終え、あいさつ。そしてサポートメンバーの紹介。
まずはピアノの真藤敬利(しんどうたかとし)さん。ピアノのほか、キーボード、鍵盤ハーモニカも使用されてました。
続いてギターのオオニシユウスケさんが紹介され、袖から登場。彼も、遠目でよく確認できませんでしたが、幾つかの絃楽器を使い分けておられました。
今回は最新作「Simple is best」収録曲を中心に演奏されるようです。

以後この3人で、続いては「Can't Help Falling In Love」。
こちらはElvis Presley(エルビスプレスリー)のカバーで、確か聴くとハワイで泳ぎたくなるといったことを話してたかな。

彼女のデビュー作、映画「ゲド戦記」にまつわる2曲について紹介。
当時、2006年は高校生。校長室に急に呼ばれ、ジブリ作品でデビューが決まったからと知らされたそうです。この時送っていたデモが最初に演奏された「The Rose」。
そんな、話をしていると、前列から泣き声。ちっちゃい子がおるね~と、沸かせます。
曲は「ナナカマド」。そして、自分も彼女を知ったのは最初これだった「テルーの唄」。

次は学生の頃の想い出と重なるところがあると紹介され、「虹」。
1曲1曲、とても叮嚀に作詞作曲者、曲にまつわるエピソードを紹介。
そして演奏を終える毎に頭をさげる、この感謝の気持ちひとつひとつが素敵だし、印象に残る。

「岸を離れる日」このページでも何度か紹介している谷山浩子さんの作品。
谷山さんのコンサートについていって、たくさん勉強させてもらったと話します。

映画「コクリコ坂」より、私の唯一手拍子できる曲と紹介され会場を大いに沸かせた「朝ごはんの歌」、そして「さよならの夏」。
よい曲。この映画未見なんですよね。今度機会あったら見てみよう。
演奏を終え、朝ごはんに続く昼ごはんの歌も制作中と話し、また沸かせます。

次は私たちと同郷の名手、松田聖子さんの「瑠璃色の地球」をカバー。
聖子さんのお嬢さんの件は、彼女の出演アニメ作品を幾つか見ていて好きでしたので、自分もたいへんショックでした。これも本当に心が籠ったよいものでした。

前半ラストは、自分がこのコンサートに来るきっかけとなった曲。最新シングルの「ただいま」。
やはりこれは名曲。最初のライブで聴けてよかった。


※前半セットリスト
The Rose
Can't Help Falling In Love
ナナカマド
テルーの唄

岸を離れる日
朝ごはんの歌
さよならの夏
瑠璃色の地球
ただいま


15分くらいして後半始まりました。
後半最初は「Voyage a Paris」、そして「海を見つめる日」。
この頃から作品の内容について相談して制作するようになったと紹介。

ちいさな頃からご両親の影響で映画がお好きだったそうで、続いて映画の曲を2曲。
まずはMarilyn Monroe(マリリン・モンロー)の、「お熱いのがお好き」の邦題の方が有名かな。
そして次はディズニーの101匹わんちゃんより、「Crueralla De Vill」と、悪役のテーマソング。
101匹わんちゃんなんて懐かしい。確か自分ちいさい頃本持ってましたが、内容は忘れてます。

さっき雪降りよったね、あの頃18やったけんね…数えんとよ、などとところどころ博多辯で喋り、かわいらしい。

「輝きの庭」では再び手拍子が。
最後はこれも名曲「明日への手紙」。

※後半セットリスト
Voyage a Paris
海を見つめる日
I Wanna Be Loved By You
Crueralla De Vill
想愁ノート
星明かりのトロイメライ
輝きの庭
明日への手紙

※アンコール
散りてなお
Edelweiss


ライブは終わりましたがやはりアンコール。
再登場する3人。
アンコール曲はこれも聴いてみたかった名曲「散りてなお」。
15年、東京では一度も暮らさず、福岡に住み続けたと語る手嶌さん。これだけの大ヒット曲を抱えてなお、福岡を離れずに音楽活動を続けておられたとは、初めて知り、おどろきでした。
博多辯と福岡の食べ物が、私を作っていくと、そんなことを話してたかな。日数が経ってしまい、はっきり憶えていません。

アンコールのラストは「エーデルワイス」。
ムナカタありがとう。手をくるっと回してさようならってするしぐさがかわいらしく、会場を沸かせてライブは終わりました。