NakamuraEmi バンドリモートライブレポート | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

12月12日は、先月22日に続き2度目のNakamuraEmiさんのリモートライブを見ました。

前回はアコースティックバージョンでしたが、今回はバンドバージョン。
このライブも、もともとはCD「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2」のリリースライブツアーで行われる予定でしたが、いったん白紙となったもの。
こうしてネット配信で見られるのはありがたい一方、会場で観たかったなという気持ちもあります。
先日、テレビ出演されてた松任谷由実さんが、ライブチケットを買って開演日を待つワクワク感や会場へ出かけていく行為も含めてライブなんだと、確かそんなことを話していて、本当にそうだなと感じました。


※セットリスト
BEST
ばけもの
Don't
大人の言うことを聞け
東京タワー
N
ちっとも知らなかった
ふふ
甘っちょろい私が目に染みて
痛ぇ
かかってこいよ
一服
チクッ
YAMABIKO


ライブは始まりました。まずは「BEST」、そして「ばけもの」。
Emiさんはオレンジのニット帽がかわいらしい。
フルバンドの演奏に加え、自身もタンバリンを叩きます
今日は一緒に時間を過ごしてくれてありがとうと、あいさつ。続いて「Don't」。
「大人の言うことを聞け」はボンゴの打音が前面に出されて気持ちよい。

MCでは感謝とともに、インストアを含めたライブツアーが延期の果ての中止となり、年内になんとか(音楽を)伝えたかったと話します。
前回はコメントは、会場に大きく表示されていたようですが、今回はタブレットで確認されてました。
ニット帽の姿から、コメント欄に「パラッパラッパー」の書き込み(笑)。1996年発売とかなり古いゲームでよく知ってるなと思いましたが、元祖音ゲーとして今でも人気作のようです。

続いてメンバー紹介。
画面向かって前列左手は、ピアノ&キーボードで前回のライブにも参加されていた千葉岳洋さん。前回のバーチーに加え、今度はセゴドンと呼ばれてました。
後列左手は、先ほどお見事なボンゴを聴かせてくれた、パーカスの大塚雄士さん。CDにも奏者として参加されているそうです。
後列中央はドラムスのTOMO KANNOさん。Emiさんの地元厚木市の先輩と紹介。
後列右手はベースのSOKUSAIさん。お名前に聞き覚えがあるなと思いましたが、昨年観た八神純子さんのライブでもベーシストとして参加されてた方のようです。
最後に前列右手のギターリストで、長年Emiさんのプロデュースをされているカワムラヒロシさんを紹介。

胸が詰まる「東京タワー」。前回のアコースティックとはまた違う切り口。
そしてパラアスリートの中西麻耶さんと出会って完成した「N」。

「ちっとも知らなかった」のあとのMCでは、お母様のエピソードが語られました。
家の近くのゴミ収集所が汚く、海外の方が多く住んでいるのでゴミ出しのルールとかが分からないんだろうと思って掃除していたところ、一番に声を掛けてくれたのはその海外の人たち。
散らかっていたゴミは実は彼等ではなく、車で遠方から捨てに来ている者が居たのだと知らされる。
その海外の人たちは、差し入れを持ってきてくれ、自治会に入っていないのに掃除も手伝ってくれた。
話してみないと分かんなかったな、話したからこそ分かったことがあった。
曲は「ふふ」。子どもの虐待防止をテーマに制作された曲。

「甘っちょろい私が目に染みて」。
30代までは音楽は趣味でいゝなと思っていたけど、マネージャーさんと出会って大きく変われた。事務所の先輩の竹原ピストルさんのライブを観て影響を受け次に演奏された「痛ぇ」は完成したそうです。此処に立っているのは竹原さんのおかげ。
痛ぇに続いては「かかってこいよ」。これが会場だったら最高潮の場面だ。

「一服」。前回も演奏されてた曲。
今年は皆いろいろな思いがあると思う。今うたうときなのかなと、また、はなします。
これはカワムラ氏のギータ―弾き語りとともに演奏され、絶品でした。

コロナ禍のなか、いろいろ挑戦しようとカワムラさんは全く止まらずに走り続けた。
仲間が云ってくれた、音楽は始めるもんでも止(や)めるもんでもないの言葉を思い出し、すごく気が楽になったそうです。
「チクッ」を演奏。

ラストはやはりこれかと「YAMABIKO」。バンドならではの迫力。
ちいさな巨人、ナカムラエミ!とカワムラさんがはなすと、ちいさくないしとEmiさん。
これでライブは終わりました。