耳鳴りのように、ニイニイ蝉が鳴いている。夏がきた。
7月15日。6時に家を出て登山に出かけました。
リハビリ登山も三〇座目となりますが、今回は三月に登った筑紫郡那珂川町南面里(なめり)地区にある無名山、鷲ヶ岳(わしがだけ、454.4m)からみて、国道385号線を挾んだ反対側にある、同じく無名山の矢岳を目指しました。
鷲ヶ岳は地図に無い山でしたが、矢岳は同じ無名山でも地図に山名は記されています。
担当自転車は、途中の林道が荒れている可能性も考え、マウンテンバイクの“響”。
途中までは鷲ヶ岳の時と同じ。
福大通を東進し、樋井川三丁目交叉点で右折。桧原(ひばる)四ツ角交叉点で左折し、やよい坂交叉点は右へ曲がって筑紫郡那珂川町へ。下原(しもばる)交叉点は信号を渡って右の道をとり、現人橋(あらひとばし)交叉点を過ぎ、那珂川町山田交叉点も南面里へ向かう道も通り過ぎて385号線を南進。
南畑(みなみはた)小学校交叉点のすぐ近くに、埋金(うめがね)地区へと続いている道があるので、そこで左折。公民館を過ぎると、猪がお供え物を荒さないように囲われた地蔵堂があります。道なりに進んでいきますが、分かれ道も幾つかあります。地図を良く見て。
暫く鋪装道を進むと、土砂崩れの跡が。
此処からは砂利道なので、響はおるすばん。
道の先に見えているのが矢岳でしょうか？
林道をもう少し歩いていくと、道の左手に林道下谷線終点と書いてある案内板がありました。そしてその奥の木に、矢岳とあります。
8時頃、登山を開始しました。
入山して10分も歩かないうちに巨大な倒木が。この後もいたるところで倒木がみられました。
もともとあったものなのか、今月3日に直撃した颱風やその後の豪雨の影響なのかは分かりません。
序盤は竹の木が多かったです。
剥いた筍(タケノコ)の皮も落ちていました
倒木から更に10分ほど登っていくと、急坂ロープ用と書いてある札が木にかけてありました。
こんな急斜面です。ロープがありがたい
登りきりました！
帰路はまたこの斜面を下りていくのですが、自分は帰りに見落として通り過ぎてしまいました。
この写真に写っている、太い竹に巻きつけてある2本の赤テープを見落とさないようにしてください。
斜面を登って少し歩くと、高い木が生えていない、明るい場所がありました。
この日最大の難所。巨大な倒木が道を完全に塞いでいます。
道の左手は崖になっているので、落ちないように注意。
なんとか倒木を突破。
登り始めてまだ40分くらいですが、別な意味で飽きさせない山ですね。
飽きさせないといえば、初めて聞く鳴き声の蝉がいました。
今の時期市街地でよく聞くクマゼミ(熊蝉)よりも低い鳴き声で、帰宅後調べたのですが、ヒメハルゼミ(姫春蝉)という種のようです。
那珂川町の山手の方に少数が生息しているようです。
ほかに、蛙のような鳴き声の虫？もいました。
しっかりと造られた階段。なかなかの段数。
SNS映えしない写真が続きます。
階段を登りきると反射板が見えました。油山にあるのと同じもののようですが、藪に覆われて全体が見えません。
更に階段を登ると、尾根道。
麓の花畑小の子どもたちが設置したとみられる、木製のカラフルな案内板が前のめりに倒れていたので、元に戻しておきました。
9時半頃、矢岳山頂に着きました。標高は、登り應えのわりには鷲ヶ岳よりも低い385.7m。
その、鷲ヶ岳と同じ形の山頂標識が掛けてある竹棒が、写真のように途中から折れていました。
竹にロープがあり、旗を立てられるようになってたみたいです。颱風で折れたのかな。
山頂はよく晴れ、北を向くと海、博多灣が見渡せました。
福岡市街地の街並みの右手奥に立花山(367.1m)、中央奥に海ノ中道と、そのやゝ左手に志賀島。
こちらは西側。これが鷲ヶ岳？でしょうか。
南西の方角に目を向けると、成竹山のずっと奥に四月に登った、レーダードームがある脊振山が見えます。
山頂からもう少し歩いていくと、鉄塔があります。
此処からも脊振がよく見えます。
矢岳は、鷲ヶ岳とは違い、地元の人が筍を取ったり、子どもたちも登る山のようでした。
折れた太い枝が非常に多かったので、往き帰りそれ等を片づけ乍ら進みました。
下山してふり返ると、先ほどまでいた鉄塔が見えました。
西側を向くと、また山。
那珂川町には、三月に登り損なった隆岳のほかに、成竹山、一ノ岳、陣ノ尾山といった、未踏の山がまだまだあります。
少しづゝ、これからも登っていこうと思います。
携帯電話ウェルネスの歩数計
12419歩、7575m
自転車“響”のサイクロコンピュータ
走行時間：2時間21分14秒
走行距離：36.5km
平均速度：15.5km
最高速度：41.8km
でした。