6月2日。あの脊振~蛤縦走から1ヶ月経ちました。
久しぶりに休日と好天に恵まれたので登山に出かけました。
福岡県と佐賀県の県境を東西に70kmも連なる脊振山地。
前回は最高峯の脊振山へ登頂しましたが、今回は同じ脊振山地の金山を目指します。
金山は昨年2月の大雪の日に坊主ヶ瀧ルートで登頂していますが、今回はまた初めての試みとして、三瀬峠ルートで登ってみることにしました。
早起きしたのですが、だいぶ遅い8時半に出発。途中で朝マックしました。
担当自転車は、最近仕事で使ってなくて久しぶりの登板となった兇暴な山猫の“響”。
263号線を南進。早良平尾交叉点から、前回登った脊振山とこれから登る金山が見えます。
前回は左折しましたが、今回は右。
昨年金山へ登った時の、坊主ヶ瀧ルートへ続く道を通り過ぎ、曲淵隧道(まがりぶちずいどう※隧道はトンネルの和名)を通り過ぎると、曲淵ダムへ出ました。
しかしこれからが峠の本番。これより先へ自転車で行ったことがまだありません。
急坂をマウンテンバイクでジリジリとよじ登っていきます
が、こりゃ無理だろ。
途中の山林で休憩。
その後諦めて押して登りますが、それでも時おり乗って進みました。
道端に苺。モミジイチゴ(紅葉苺)がちいさな実をつけていました。
キイチゴとも呼ばれ、野苺系では一番の味らしいけど、道路脇で排ガスまみれだったので食べてみませんでした。でも金山の水で洗って食べてみればよかったな。
途中で食事したり休み休み登って10時40分にようやく、三瀬峠の頂上に着きました。
標高581m。この峠の向こうはもう佐賀県です。
先達の登山者の物とみられる車やバイクも数台停まってました。
道路脇で響はおるすばん。自分も登り始めました。
落ち葉がぎっしり敷き詰められた登山道を30分ほど歩いていくと、三瀬山に着きました。
標高は790m。脊振山地の縦走路に18あるピークのひとつで、書籍「福岡県無名山301山」で、城ノ山とともに紹介されて以来、いつか来てみたいと思っていました。
眺望は無く、本の紹介文にある、青春をもう一度と書かれてある山頂標識も見当たりませんでした。
三瀬山を過ぎると急な下り道。
途中、視界が開けました。
三瀬山から20分ほど歩いていくと、次のピーク、城ノ山に着きました。
標高は846mと本にありますが、こちらも山頂標識に標高は書かれていません。
光射す縦走路。
この岩場を下りるところが、このルートいちばんの難所。
3点支持をしっかり心掛けてください。
ちなみに、この岩場を下りずに先へ進むと、こんな眺望が見られます。
これから登る金山です。虫が、。
ツツジ(躑躅)もまだ、咲いていました。前回脊振へ登った時に咲いていたコバノミツバとはまた別な品種のようです。
12時半頃、アゴ坂峠に着きました。
花乱ノ瀧ルートで登った時、この場所へ出ます。
これはおそらくタツナミソウ(立浪草)。たくさん咲いていました。
これは?名前分かりませんでした。
きれいな水辺。
広い場所へ出ました。
鍋島藩(佐賀藩)の番所址だそうです。山頂まであと僅か。
13時半。金山山頂へ着きました。標高967.1m。
脊振山地の18のピークのうち、3番目に高い金山。
脊振山地に2ヶ所ある一等三角点のひとつ。
昨年2月はこんなに雪に覆われてましたけど、今は緑に、
と書きたいところですが、小蠅がすごい。
並みの数ではなく、口にも入ってきます。こんなにハエが多いのって高崎山以来だ。
せっかくの眺望をゆっくり見ることも無く、少しだけ木蔭で休んで下山しました。
15時半頃、三瀬峠登山口へ戻ってきました。
車道の反対側に、脊振山地の三瀬山の隣の峯、井原山へ続く道があります。
今度はこのルートで、井原山へ登ってみるのも良いかもしれません。
帰路に立ち寄った野河内溪谷のはなしに続きます。
また明日書きます。