鷲ヶ岳(地図に無い山) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

25日は早朝5時半起床。
6時半頃家を出て登山に出かけました。

今回の担当自転車はマウンテンバイクの“響”。
途中までは前回の片繩山と一緒。
福大通を東進し、樋井川3丁目交叉点で右折。桧原(ひばる)四ツ角は左の道へ(この時間違えて直進してしまい、だいぶ戻りました)。

 

太陽が昇ってきました。
前回右折した柏原(かしはら)交叉点は直進。その先のやよい坂交叉点は右へ。筑紫郡那珂川町にはいりました。
下原(しもばる)交叉点で右へ行く筈が、また間違えて左へ行ってしまったので、その先の道善で右折します。ひたすら南下。
現人橋(あらひとばし)交叉点を過ぎ、那珂川町山田交叉点も通り過ぎて385号線をさらに南へ。

今回は遠い。だいぶ走りました。
途中伏見宮へ立ち寄り、登山の安全を祈願しました。
吐く息が白くなり、かなり寒い。
385号線を更に南下すると、南面里(なめり)という地区へ向かっている細い道があるので、そこへ右折。共栄橋を渡って、3つくらいある分かれ道は全部左、だったかな。地図に川と道の図が書いてあるので、それを見て進みました。

 

自転車を押して南面里地区の坂道を歩いていくと、丘の後ろに山が見えました。あれが今回登る鷲ヶ岳でしょうか?なにしろ地図に山名が載っていないのではっきりしません。

 

林道の入口に出ました。此処までで出発して2時間くらい経ってます。
道の右手に川、南面里川が流れています。那珂川町の名の由来となっている那珂川の支流の一です。

 

朝陽を浴びて輝いて見える林道。コンクリート道ですが杉の落ち葉で覆われ、しっとりと濡れています。
神社のところでは息が白くなるほど寒かったのに、だいぶ暖かくなってきました。
滑らないよう自転車を押して登っていくと、道の脇に鷲ヶ岳登山口はありました。
ちいさい白い札が木に打ちつけてありますが、見落としてしまいそうです。
自転車の響は登山口反対側の少し広くなっているところでおるすばん。8時45分に登山開始しました。

 

 


3週続けて登山となりました。
今回の山も、前回と同じく地図に山名が掲載されていない山、無名山(※有名山の対義語)です。
同居している妹が登山前に必ずメールしてと話すので、毎回メールしているのですが、今回は圏外でした。ところどころ繋がるので、そのタイミングでメール。

 

藪?(笑)。
倒木や、ところどころ道がアヤフヤな場面もあり。

 

道端のちいさい花を、

GRでマクロ撮影するとこんな風に。

 

40分ほど登っていくと、分岐に差し掛かりました。

 

分岐から更に登っていくと、石垣がありました。
鷲ヶ岳は戦国時代、鷲ヶ岳城という城が築かれていたそうです。

 

9時半。広い場所へ出ました。そして、着きました!鷲ヶ岳山頂です。標高は454.4m。
リハビリ登山もこれで二四座となりました。

 

山頂標識のすぐ手前が開けていましたが、眼下は真白。

 

反対側の藪の隙間から山が見えます。なんの山かよくわかりません。

 

戦国の山城も今は荒れ果て、藪に呑み込まれかけ、その名前さえ地図に載らないほどに忘れ去られています。
鷲ヶ岳城は、自分がこの山のことを知った書籍「福岡県無名山301山」によると、戦国武将の大友氏が筑前國西南部の護りとして築いた筑前大友五城の一。
残る四城は、福岡市東区の立花城(立花山)、太宰府市の岩屋城(岩屋山)、福岡市早良区の安樂平城(荒平山)、福岡市西区の柑子(こうし)城(柑子岳)。
このうち岩屋城のみ未踏。近いうちに、登ってみたいな。




鷲ヶ岳をあとにして、先ほどの分岐へ戻ってきました。
実はこの日こんなに早起きして此処まで来たのは、この鷲ヶ岳から矢吹岳、樫木畑等を縦走し、隆岳(りゅうたけ)を目指すつもりでした。

 

まずは縦走路の途中にあるというピーク、矢吹岳を目指します。
倒木がいたるところにあり、道はかなり荒れていますが、歩けないほどではありません。

 

尾根道のようなところへ出ました。大きな水たまりがあります。
道はところどころアヤフヤですが、赤テープを手掛かりに進みます。

 

これは………、
写真では分かりにくいですが、壁のように見える急斜面のところどころに赤テープがつけてあります。

まさかこの急斜面を登っていくのか?
ほかに、巻いて登れるルートがあるのでは?

暫し探索して多少マシなところを見つけ、登ってみましたが、落ち葉と脆い土で滑る。
埋まっている石は足をかけるとボロボロと落ちていき、掴める根っこは少なく枝はポキポキ折れます。帰りはこの急斜面を下りなくてはなりません。

 

普段諦めの悪い私ですが、今の自分の体力や登山テクニックを考えると、この斜面を登るのは無理と判断し、引き返して下山しました。

隆岳へは、別なルートからも行けるようです。
またチャレンジしてみたいと思います。

 

 

 

帰りは元来た道を辿ります。
伏見宮の近くから、前回登った片繩/糠塚山や油山とみられる山影が見えました。
途中で食事して14時半頃帰宅。




携帯電話ウェルネスの歩数計
13433歩、8194m

自転車“響”のサイクロコンピュータ
走行時間:2時間54分04秒
走行距離:41.24km
平均速度:14.2km
最高速度:34.6km
でした。