伊五〇七 ローレライ | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
太平洋戦争最終末期、昭和二〇年八月。廣島に原子爆彈が投下された。
第二の原爆攻撃を阻止する為、役所広司扮する絹見少佐は同盟國ドイツより譲渡された潛水艦「伊五〇七(イ-507)」に潜水艦長として乗り組み、出撃した。

伊五〇七には、ドイツ軍が開発した特殊兵裝ローレライシステムが搭載されていたが、実はその核は人体実験によって水をとおして精密なレーダーのように艦の周囲を視る能力を持つ、香椎由宇扮するパウラという名の少女だった。

「ローレライ」は2005年に公開された日本映画(2002年刊行の終戦のローレライが原作)。
私の好きな映画のひとつです。
といっても、劇場公開時に足を運んだワケではなく、あとからテレビ放送で観たクチですが。

このローレライに出てくる艦船がミニ模型として商品化されているのを最近知り、ずっと探していたのですが、ようやく手にすることができました。
全9種中主役メカの伊五〇七のみプレミア価格(※シークレットのシュルクーフより高い!)でしたが、そこはオトナ買いです。



二〇・三糎聯裝砲が印象深い艦橋周り。



伊五〇七は、フランス軍の潛水艦「Surcouf(スルクフ、シュルクーフ)」をドイツ軍が鹵獲(ろかく)し、UF-4と名づけてローレライシステムを搭載するなどして改裝されたものを、ドイツ降伏に伴い日本軍が接収したもの。



原型はピットロード社。推進機(スクリュー)の軸が省略されてますが、良い出来です。
こうした製品は後から気づいても入手困難なケースが多く、困りますね。
できれば、目立つパーティングラインを修正して塗装もやり直してみたい。



ローレライシステム(パウラ)を内蔵しているN式潛航艇。









先月完成した同じ1/700スケールの驅逐艦「朝霜」と並べてみました。
朝霜は全長119.3米。伊五〇七は110米。