しばらく叔父の【おしゃれ人生】について
記したいと思います
昭和ひと桁生まれの叔父の【おしゃれ人生】
よろしければお読みください
おしゃれが人生だったという叔父は
私が知る限り、ずっと、ずっと昔から
洋服ダンスやクローゼットを持っていない
こだわり、選んだ服の数は
とても多いというのに。
長年を都心のワンルームマンションで
叔母と暮らし
晩年は大叔母が遺した都心の一軒家の
2階の1間プラス3畳を衣装部屋にして
過ごしていたが
収納家具を持たないのは
部屋が狭かったからというよりは
気に入ったものがないというのが
理由のような気がする
それにしても叔父叔母の住まいは
コンパクトだった
家にはあまり興味がなかったのか
それは謎だが
インテリアは
アンティークの家具に絵画やタペストリー、
小物の配置にもこだわった
温もりのある
外国の雑誌に載っているような部屋だった
残念なことに
私にそのセンスは受け継がれていない(^◇^;)
では
どのように収納していたかというと
殆どすべてを丁寧に畳んで
トランクや押し入れに収納していた
シャツやニットやパンツだけでなく
コートまでもが畳まれていた
数枚ハンガーにかかっていたものも
あったけれど
それが服の収納として最適だとは思えない
けれど
どれもとても丁寧に布帛に包まれて
そこには服への愛情を感じた
そして靴はインテリアの一部
イギリス製のコードバンの
子どもサイズの靴はチェストの上に
ウエスタンブーツは
部屋の隅ながら存在感があった
洗濯にもこだわりがあって
殆どのものを叔父が水で手洗い
そしてお風呂場に干す
ハンガーにかけた服は
少しも曲がったり斜めったりしていない
私には
とても真似できない徹底ぶりで
収納も洗濯もメンテナンスも
叔父ならではの愛情のかけ方があった
さてさて現在
そんなこんな引き継ぎ真っ只中