神経の痛みに効くという触れ込みで認知度の高い薬にアリナミンがあります。
頚椎症での痛みを抑えるためにアリナミンを飲んでいるという意見もありますが、
実際のところアリナミンは頚椎症での痛みに効果的に作用するのでしょうか?
アリナミンが効く神経の症状は…
アリナミンの成分で特徴的なのはビタミン類ですね。
ビタミン不足から来る肩こり、腰痛、目の疲れ、体のだるさに作用するように
考えられている薬のようで、頚椎症の根本的な原因である
「首の骨のゆがみからくる神経の圧迫」には直接的に作用しないという意見が多いようです。
人によっては「飲んだら頚椎症による肩こりが軽減されて楽になった」
という声もあるようですが、おそらく頚椎症を原因としない
通常の肩こりが併発していたのではないかと思います。
現在わかっている情報をもとにすると、ビタミン不足を原因とする体の痛みに対しては
アリナミンは有効だが、頚椎症の根本的な原因に対してはさほど効果は
期待できないと言ったところでしょうか。
頚椎症のための市販薬はある?
人によってはアリナミン(ビタミンB12)が効果的だという声もあるため、
自主的にアリナミンなどビタミンを配合した薬を飲んでいる人も多いようです。
私の家族も頚椎症の症状軽減のために何かラクになる薬が飲みたいと言い、
アリナミンやナボリンSなどの市販薬を飲んでいる人がいるというところまでは突き止めました。
ただし、これらの薬の説明を見ると「効果を感じないままの長期的な服用は避ける」
「一ヶ月以上飲んでも効果を感じない場合は医師に相談する」との注意書きがあります。
市販薬を自己判断で飲む場合は慎重に、
何かあればすぐに医師に相談できる環境を整えておくのが良さそうですね。