選択の時 | 人事屋の独り言

人事屋の独り言

人と話すことが苦手な性格なのに、なんの因果か人事屋として三十数年。 仕事をしながら感じること、考えることを少しづつ書いていきたいと、ブログを始めました。
2015年9月28日(月)


先日、同僚である若い放射線技師長から次のような質問されました。

『大事な意思決定をする時、自分の中に自分が二人いて、結論のでない議論を延々と続けているような気分になります。そういう時は、どうすればいいんでしょうか?』

まだ若く生真面目な彼から、かなり深刻な職場運営の課題について相談されていた時のことでした。

意思決定(選択)が重要であるほど、メリット・デメリットや利害関係が複雑に絡むものです。
経営トップの意思決定では、倒産して社員全員が職を失うことだってありますよね。意思決定は簡単なことではありません。

思い悩む理由は、その選択の結果(どんなことが起こるか)が見えないからです。自分の思い描いたとおりに物事が進むとは限らない。裏目に出る可能性も否定できない。もしそうなったら、とても後悔することになります。

きっと、すでに充分思い悩んだ彼の直感は、「この選択しかない!」と分かっているのです。でもリスクが大きいほど、真面目であるほど迷います。

彼に贈った言葉は、
『全力で考え抜いても、それでも見えないことがあって当たり前。どの選択であっても想定外のことは必ず起こり、多かれ少なかれ後悔は必ずする。でも、全力で考えた上での選択自体は、その時の最高の選択であり、そのことを後悔しないと決心すること。そうすれば、結果を静かに受け容れることができますよ。後は起こった想定外の問題に対処していけばいいんです。』

生真面目な彼だから贈った言葉。いい加減な性格の人には言えません。

彼の「選択」が吉と出ますように‼️