私の通っていた小学校は、伝統芸能に関する教育に熱心でした。
なので、小学校から落語を聞きにホールに遠足に行ったり、学校の体育館に津軽三味線のチームが来て演奏を披露してくれたり。
(その割に文楽とかは見せてくれなかったのな。国立文楽劇場が遠かったせいか?)
と、突然何を言い出すのかと思えば、今期新番組の「ましろのおと」の話題の前振りですよ。
実は子供の頃からけっこう音楽好き。
小学校の思惑にどっぷりハマって伝統芸能も好き。
その學校に来た津軽三味線のチームを見て「かっこいいい!」と子供ながらに思いました。
(↑すごい誤変換してる……誤ではないか…?)
そして、吉田兄弟が大ヒットした時、私の中の三味線に対する「かっこいい」がアップデートされて、ぶっちゃけ今メタル聴いてるのと同じテンションで聴いてました。
いや、まず言いたいことは「津軽三味線はめっちゃカッコいい」です。
で。(ようやく本題)
その津軽三味線を題材にした「ましろのおと」、何かの賞を取った辺りから知って読み始めました。
原作は漫画なので当然、音は出ませんが、三味線と言えば私の中には吉田兄弟の音しかなかったのでずっと頭の中でそれを再生しながら読んでたんですよね。
うわあああああああ!!!すごい!!
アニメの雪(せつ)、私の思ってた音だあああああああああ!!!
あ、取り乱してスミマセン。
雪(せつ)とは主人公の名前です。
苗字は澤村です。あ、男の子です。
声は信長(回す方のノッブ)です。
正直、アニメ化の話が出た頃(昨年夏くらい?)には「吉田兄弟監修」とはなっていたものの、「こういう作品って、読んだ人それぞれの理想の音がイメージになってるからアニメ化しにくいんじゃないの?」と思ってました。
スミマセン。舐めてました。
ヤバいです。カッコいいです。これが私の思ってた雪の音です!
(一応、吉田兄弟監修となってるだけで、吉田兄弟が弾いてるかどうかまでは知りません)
アニメ前半の、多分雪のおじいちゃんの音として流れてたんだと思うんですけど、けっこう音がペラく感じて「やっぱテレビ用の機材で録っちゃうと音がペラくなるのかな。雪もこんな音なんかな。不安。」と思ってました。
で、後半になってようやく弾いた雪の音!
全然違う!音は太いしちゃんとカッコ良かった!
きっとね、これから物語が進むにつれて仲間が増えていくんですが、複数人数で弾く時にはもっとカッコいいと思いますよ。
番組の合間に入るDVDのCMの音、めっちゃカッコいいもの。(CMにネタバレされとるがな)
いやホントは生で見てほしいな、津軽三味線の演奏。
本当に、たぶんこれから「ましろのおと」でも「津軽三味線の演奏を聴いて鳥肌が立つ」という表現が何度も出ると思いますけど、マジで鳥肌立ちますから。めっちゃロックですよ。
もう、なんか私なんかがごちゃくちゃ言うより、まずは俺の歌を聴け、じゃなくて現物を聴いてください。
見逃し配信とかなんかあるでしょ。とにかく見て!聴いて!感じて!
というわけで、今期一のおススメです!
……て、締めそうになった……。
一応、粗筋的なのもね。
おじいちゃんが有名な津軽三味線の奏者だった澤村雪は、おじいちゃんの死をきっかけに東京に来て仲間に出会い、孤独を癒しつつ成長していくお話です。
え、私が書くと鬼ほど薄っぺらくなるなw
登場人物全てが音楽に真摯に向き合っている漫画です。
原作も面白いのだけど、やっぱり音楽モノは音が聞こえないと魅力半減だもんね。
しかもアニメの音が予想以上に良かったとくりゃおススメするしかないってもんでしょう。
見てねー!