むかーしむかし
あるところに、スーパーでバイトする高校生がおったそうな
高校生がその時聞いた話があってな… …
中年の男性客が売り場で商品を並べていた男性店員に声をかける。
客「トイレットペーパーて、どこにあんの?」
店「トイレットペーパーですね。こちらご案内します。
(場所移動)
どうぞ、こちらですわ。」
客「ん?えらいようさん種類あんねんな。どれが売れてるん?」
店「まあシングルやったらこのメーカー、ダブルやったらこのメーカーが人気ありますね。」
客「ん?シングル?ダブル?… … … あー、もうよう判らん。これにしとくわ。」
店「あー、ご主人。これ、ダブルですわ。こんなん買うて帰ったら奥さんに叱られまっせ。
こっちのシングルのにしときなはれ。
これ、今日のチラシに載ってますんで、多分これ頼まはったんですわ。」
客「まあようわからんけど、チラシ載ってるんやったらこれやろな。」
店「安い分には文句言われへんでっしゃろwww」
客「せやなwほなこれもろてくわ。」
店「ありがとうございます。」
というやり取りを、レジが暇で手持ち無沙汰だった私が聞いていたのでした。
まあ20年くらい前の話ですw
シングルとダブルの違いも判らない男性客なので「これは奥さんに頼まれたんだな」と気づき、アドバイスする…
こういうの、昔はスーパーでも普通にありました。
なんつーか、市場の延長線上のスーパーって感じで、わりと親しげに接客してた気がします。
数年後(そのスーパーが潰れたのでw)当時から普通に大手だったジャスコ(現イオン)にバイトで入りました。
超カルチャーショックでしたw
まだパートのオバちゃんは上記のような接客をしてたんですが、食品レジではこんなやり取りは皆無。
社員でもやる気のある人は積極的にお客さんの話を聞いて商品の品揃えに工夫を凝らしたりしてたんですが、(おかげで同じチェーン店でも地域によって品揃えの幅が違ってたりした)最終的には本部が全部決めて他のものを独自に扱えるようなシステムはなくなってしまいました。
私が働いてた時はその「独自」が活きていた最期くらいです。
つまんなくなってやめちゃったんだけどねw
今ドキ、世の中の接客つーもんは基本的にマニュアルですよね。
でも今日、ローソンでちょいとびっくりしました。
冷やし中華と焼き鳥を購入しました。
焼き鳥は常温商品なので、通常はレジで「温めますか?」と聞かれます。
が、今日のレジ店員は違った。
「(冷やし中華と焼き鳥)袋、別々にしますか?」
と聞かれたので
「あ、一緒でいいですよ。」
と答えました。
「温めますか?」の選択肢なしで同じ袋に入れられました…。
あ、別に怒ってるわけじゃないです。
どうせいつも温めないんで。
「なるほどー」と思って驚いただけで。
冷やし中華→冷たい
焼き鳥を温めたら→温かい
通常、冷たいものと温かいものは袋を分ける
→一緒でいいと言われたので両方冷たいまま
おお!「袋、別にしますか」の一言だけで済ませた!
と感心に近かったです。
ぶっちゃけ、温める弁当と一緒に焼き鳥買うと、
弁当温めて、弁当が温まってレンジから出してから再度焼き鳥だけ温める店員が多いのでめんどくせーなと思ってたんです。
(弁当の上に置いて一緒に温められへんのか?)
うん。
この話の枕として上のトイレットペーパーの話出すのおかしいね。
今気づいたよ…。