(たぶん、前回記事の続き的なナニカ)
ここ数日、なぜか妙にKate Bushが聴きたくなりまして…。
しかも無意識に「Symphony in blue」を口ずさんでる。無意識w
あまりに無意識すぎて、「なんでSymphony in blueなん?!」と、かなりマジでビビるほど。
最近どっかで耳にしたとかじゃないですよ?
なにせKate Bushなんで有線放送なんかでも乗りにくいですし。
強いて言えば「Wuthering Hights」なら会社の下にあるレコード屋さんで(同じプレイリストを毎日ランダム再生してるらしく)不定期に耳にはしてましたけど、口をついて出るのはなぜか「Symphony in blue」…。ナゾ。
実家にはKateのCDが各アルバム少なくとも2枚づつあります。
まず、Red Shoesリリース時に発売されたそれまでのアルバムをボックスセットにしたものが1個。
1st、2ndに関してはジャケ違いで出た時に1枚ずつ。
しかも、ボックスに入ってたやつがなぜか音が出なくなった(再生できなくなった?)り、傷をつけてしまったりでさらに1枚ずつ購入。
1st、2nd、それだけよく聴いてたってことですが、1stは計4枚、2ndは3枚あります。
でも…実家には絶対行きたくない。
iTunesめ…安いじゃないかwwww
アルバム1枚分で1600円。
1st、2nd両方ポチだ。
ダウンロードする時間も惜しく、ソッコープレイ。
よしよしハジマタ。Symphony in blue、(2ndの)1曲目だからな。
…ほんっと…びっくりしました。
特になにか思い出したとかじゃないのに突然号泣wwww
たぶん、歌詞の一文
「Terrible fear of dying, no longer plays with me
But now I know that I'm needed for the Symphony」
ですね。
「死への恐怖はもう私を弄ばない
だって私はもう知っているから
シンフォニーに必要とされているって」
みたいな感じですか。
これ、前回記事の「自殺するか親を殺すか」の時期によく聴いていた曲で、この歌詞で慰められたんです。
慰められたっての、ちょっと違うかもですけど。
もちろんKateの曲だけで思い留まるほど簡単な決断ではなかったんですが、
この人の、耳に突き刺さるようなソプラノ(褒めてます)で突然「dying(死)」という重い言葉がブン投げられて、思考の扉を無理やりこじ開けられたんです。
なんだろ。
RPGの必殺技とかで光の矢が雨のように上空から降り注いだ、みたいなw
このアルバム、レコードではA面最後の曲が「Oh England My Lionheart」。
「ああイングランド、私のライオンハート」
(ライオンハートをどう訳していいか分からん。
勇気、だけじゃないし、誇りとか、気高さとか全部入ってライオンハートだからなあ。
適切な日本語が見つからん。)
と歌うKateに「ああ、こんなふうに何かを誇れる人っていいなあ」と憧れたんです。
うん。「憧れた」んですよ?
自殺するか親を殺すかって思い詰めてたやつがです。
多分この辺りから「自分にはこんなふうに誇れるものってあるか?」とか考え始めるんです。
下向いて死ぬことばっか考えてた頭をぐいっと力任せに押し上げられて「私の歌を聴け!」って言われた感じw
同時にメタルにもハマってたからKateだけの影響ではないんですけど、この人の歌声ってすごく説得力があるんです。
前述のライオンハートなんてイギリスの名所を羅列してるだけの歌詞なんですがw「この土地があったから今の私があるの。どう?憧れるでしょ。」みたいに誇らしげに聴こえたんです。
そこから「音楽が私のライオンハート」と決めて今の自分があるわけですが。
この時、強制的に生まれ変わらされた、ような感覚です。
(実際、精神年齢が実年齢より10~20歳若いのはこの時に生まれた、という感覚が強いからだと思います)
自分の中で「向き合う」と決まってたんでしょう。無意識下で。
だから「この曲聴いて思い出せよ!」ってことだったんでしょう。
ちょっと自分でも驚いたけど、なんか大丈夫な気がしてきました。
まず、無意識を意識下に持ってくるのは最初の第一歩。
声上げて号泣したせいか、ちょっと胸のつかえも治まったし。
…Kateって心のサプリメントかwww
*蛇足
どの曲だったか忘れましたが、Kateの曲の中に「自殺しないで!」と語りかけるという直接的な歌詞のものもあるんですが…。
「鏡を覗いたら 私にそっくりな老婆が映った
老婆は言った
”今、自分を殺さないで(自殺しないで)
未来の私を生かしておいて”」
これ聴いた時、正直
「どんなホラーやねん!」
と思って全く心に沁みなかったwwww