ブログネタ:ハロウィン、日本に根付いたと思う?
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そもそものHALLOWEENの由来を知ってたら日本で根付くと思えるはずがありません。
風土が違いすぎます。
そもそもはヨーロッパの、冬が長く厳しい地域の祭事です。
春から夏が短くて作物は充分に取れず、長い冬を越せるか不安、というところから始まったもの。
こういう時には体力のない子供から順に命を落とすことになりますが、子供の命を奪いに来る悪霊を追い払おうというのが、この祭りの由来です。
この日には地獄の扉が開く(比喩じゃなく、ホントにヨーロッパの雪深い地域の冬の訪れは「地獄」です。)ので、この世に悪霊や化け物が溢れ出して人の命を奪いに来ます。
「それなら悪霊と同じ服装をして仲間のフリをすればいいんじゃない?」というところから仮装が始まりました。
日本の感覚で言えば「厄払い」みたいな感じですかね。
なので、日本で「ハッピーハロウィーン!」とか言ってるのを聞くと、未だに違和感があります。
日本でこんなにハロウィンが話題に上るのは恐らくディズニーランドの催しのせいかと思います。
ディズニーランドに追随して他のテーマパークでもパレード等を行い、あとはお菓子メーカーが乗っかり、10月は催事ネタがなくて困っていたデパートなんかも乗っかって出来上がったのが日本のハロウィンブームかと。
ディズニーが元ネタならアメリカーンなハロウィンなので、前述のような悲惨さはありません。
そもそも、HALLOWEENてのは名前も無いような祭りだったと思うんですが、キリスト教の宗教改革で取り入れられた時にこの名前がついたと思います。
意味としては「(神の)威光祭」とでも訳せばいいんでしょうか。
意味解らんでしょ。
というのも、キリスト教としては神様にお祈りしてりゃ幸せなんだから、こんなお祭りをすること自体が無意味。
でも土着の信仰として根付いてたので禁止することもできず、しゃあなし取り入れた祭りです。
なので、キリスト教徒にとっては、ただ楽しく騒ぐためだけのお祭りになりました。
そして、アメリカではディズニー等の影響もあってエンタテインメントなお祭りになったわけで、それが今、日本で流行ってるハロウィンですね。
基本的には真面目に働く日本人ですから、どんなネタであれ楽しめる催しがあるのはいいことじゃないでしょうか。
ハロウィンは割と話題に上ることが多くなったけど、イースターとかサッパリだな…。(トクする人が居ない祭りだからなw)