三行神社
(みゆきじんじゃ)


伊勢国奄藝郡
三重県河芸町三行2623
(車は下部写真のように停めました)

■祭神
国狭槌命
[合祀] 天照皇大御神 誉田別命 金山彦命 木花佐久夜姫命 表筒男命 中筒男命 底筒男命 迦具土命 大山祇命 菅原道真


津市の最北端、鈴鹿山脈の東側麓にあたる、河芸町(かわげちょう)「三行(みゆき)」集落の南端丘陵に鎮座する社。集落北側の丘陵頂にはかつて三行城がありました。

◎創建は明治四十年、牛頭天王社・若宮八幡宮・住吉大明神社・富士権現社や小祠を合祀して三行神社と単称したとのこと。

◎河芸町「三行」には以下の民話が伝わっているようです(ネット情報より)。
━━河芸町の「豊津」(当社東側の海岸)から「亀山」に抜ける街道の途中の「三行」には、「のべや坂」という峠がある。その昔「のべや坂」はうっそうとした森で、昼でも人通りのない薄暗い寂しい場所だった。河芸の一色に七之丞という人が住んでいて、毎日「豊津」の港で魚を仕入れ、「三行」の「のべや坂」を越えて「亀山」に売りに行っていた。ある日、「のべや坂」にさしかかると、道の真ん中で一匹の狼が苦しんでいた。見ると口の中に尖った骨が刺さっていたので、七之丞が取ってやると、狼は何度も何度も頭をさげながら、喜んで帰って行った。それからは、七之丞がのべや坂を通る時には必ず、この狼が送り迎えするように後をついて来るようになった。あるとき「亀山」からの帰り道、その狼が七之丞の着物の裾をくわえて、洞穴の中に連れて行こうとする。七之丞の姿が洞窟の中にすっかり隠れてしまうと、表を千匹もの狼の群が通り過ぎて行った。七之丞を助けた狼はこれを知っていて、七之丞を隠したのだった━━
「のべや坂」の詳細地は不明、当社近辺かと思われます。


他に参拝者が訪れる様子もなかったので、車はこのように停め置きました。




中央がご本殿

一の鳥居を潜ったすぐに立てられている石碑。



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