☆ コンピラ山古墳 (大和高田市池田)



大和国葛下郡
奈良県大和高田市池田
(立入不可、遥拝のみ、P無し)



■形状
円墳
■全長
97m(周濠有り)
■築造時期
古墳時代中期前半(5世紀前半)頃
■埋葬施設
(不明)
■出土品
円筒埴輪・盾形埴輪・家形埴輪・蓋形埴輪
円筒埴輪内からミニチュア土器が出土(景行天皇陵乙女山古墳と同様)
■周辺の状況
「馬見古墳群 南群」に属する
■被葬者
(不明)



全長95mの巨大円墳。大和国内では蛇行剣等で一躍有名になった富雄丸山古墳(全長109m)に次ぐ大きさ。

時代も異なれば、大王墓・首長墓とも考えにくいですが、全国的に見ても円墳としては破格の規模であり、もっと注目を浴びてしかるべきかと思います。
現在は立入不可、遥拝のみ。案内板すら設けられていません。

Wikiには河上邦彦氏が以下のような説を挙げているとしています。
━━馬見古墳群では、巣山古墳乙女山古墳、新木山古墳・三吉石塚古墳(三吉2号墳)倉塚古墳(スベリ山古墳)・三吉古墳、築山古墳・コンピラ山古墳のように大型前方後円墳と帆立貝形古墳(または大型円墳)が近接するという特徴が認められており、ヒメヒコ制との関連性を指摘する説が挙げられている━━


かつては金毘羅神社が墳頂に鎮座したとのこと。西隣の磐園陵墓参考地(築山古墳)の中心軸が「三輪山」方向を向いており、その間に当墳。大物主を祀っていたというのも関係があるのかもしれません。



*画像はWikiより
*築造年代は当方にて追加

墳丘西側より

墳丘南側から写したものを拡大。



*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。