野口の歯神 (袖の松旧跡)


大和国忍海郡
奈良県葛城市忍海
(ディスカウントスーパー「ラ・ムー」南側駐車場出入口より20m)

■祭神
歯神


中将姫が「蓮糸曼陀羅(當麻曼陀羅)」を織るため神に祈願したところ成就、その御礼として植えたという「袖の松」の伝承地(詳細は案内板を写した下部写真にて)。
現在は松の木一本と案内等が残されています。角刺神社からは東へ200m余り。
◎中将姫についてはプロフィールは以下の通り(Wikiより抜粋)。
*天平十九年(747年)~宝亀六年(775年)
*藤原鎌足の曾孫、右大臣藤原豊成とその妻の紫の前の子
*美貌と才能に恵まれたが、継母である照夜の前に憎まれるようになり、盗みの疑いをかけられての折檻などの虐待を受けるようになる。16歳の時、淳仁天皇より、後宮へ入るように望まれるがこれを辞す。その後當麻寺へ入り尼となった。
◎蓮糸については、角刺神社境内の「鏡池」の他に、葛下郡別所(現在の香芝市別所)の「蓮池」という説も(香芝町史)
◎歯神を祀る理由は不明。他所で祀られる事例としては、洪水を塞き止めた(歯止めした)というものや、反正天皇(瑞歯別天皇)所縁の社等が見受けられます。当地に反正天皇の所縁は無し。当地南側には、「葛城川」の支流「鎮守川」が東西を流れています。


踏切の際に鎮まります。

見づらいですが、簡単な石段が設けられています。



*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。