高天市恵毘須神社


大和国添上郡
奈良市高天市町61
(P無し)

■祭神
事代主命


奈良県内でもっとも交通の要所とされる「高天交差点」の北西部、「高天市町」に鎮座する社。南隣は「高天町」。「奈良町」二百五町の一。
◎鎌倉時代に市場が開かれたという地(社頭案内板は戦国時代としている)。「北市」(北市戎神社)、「南市」(南市恵比須神社)とともに「南都の三市」と称されていたとのこと。
◎「奈良坊目拙解」(享保二十年・1735年)は「高天」について、筒井家(大和の戦国大名)一族の高間氏が当地一帯に居住していたことからの地名由来としています。またその「高天」の起こりは「高天市町」からだと。
かつては市があったのみで人家は無かったようですが、やがて職人方と百姓方の混然とした町屋が形成されたとのこと。
◎創建年代は不明ながら、市が営まれた時からその守護神として祀られてきたのではないかと思われます。現在は春日大社の境外末社となっています。





*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。