京終葛城野神
(きょうばてかつらぎのがみ)


大和国添上郡
奈良市南京終町2丁目
(短時間なら敷地西側に停め置きできそうです)

■祭神


奈良市の南東部郊外、「南京終町(みなみきょうばてちょう)」に鎮座する野神。難読地名ともされる「京終(きょうばて)」は、「京の果て」という意味から。
野神とは稲作の守護神のこと。「農神」などと称される地域もあります。奈良県は全国でもっとも野神が多く残る地域。

「大和の野神行事」として、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として登録されています。そして奈良市など10町村が「野神行事保存会」として組織化されているとのこと。
◎南京終町には野神が2社鎮座しています(もう一社は→こちら)。もう一社は古墳の墳丘に祀られており「西塚」と称されるのに対し、当社は「東塚」とも。傍観する限りでは高まりは無いように見受けられるものの、神域内には「葛城塚碑」が建てられているようです。
例祭は6月5日に「西塚」を拝礼した後「東塚」を拝礼するとのこと。




かつて奈良陸運局があった広大な跡地の一角。御神体はクスの木でしょうか。

施錠されており進入不可。遥拝のみ。

写真を拡大すると小祠があるのが分かります。



*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。