☆ 修羅石 (橿考研附属博物館内)
大和国高市郡
奈良県橿原市畝傍50-2
(橿考研附属博物館の屋外敷地内)
橿考研附属博物館の屋外敷地内、植栽の中に据えられています。
案内板による紹介以外に資料は見当たらず、詳細は不明。
磐座といった類いのものではなく、「修羅」(巨石を運ぶためのソリのようなもの)を展示したものと思われます。
古墳時代には、「竜山石」(播磨)や「阿蘇ピンク石」(肥後国)などで現地で石棺を作り、海路は船、陸路は修羅を使い遥々畿内に運び込まれました。
修羅や船の用意、それを曳く綱作り、修羅が通る道作り、石棺を船に上げ下ろしする港造りなど想像を遥かに上回る労力が必要。
また大勢で石棺を運んでいく様子は、人々に被葬者の力を誇示する意味合いもあったことかと思います。
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