☆ 茅原狐塚古墳
大和国城上郡
奈良県桜井市大字茅原
(民有地のため配慮等必要)
(近隣留め置き不可)
大和盆地の南東部、「三輪山」西側麓に築かれた古墳。「纏向古墳群」に属します。
一辺50m程度の方墳とされますが、現在は畑地となったり、JR線が通ったりと、原形はほぼ留めていません。
築造時期は6世紀末~7世紀初頭。
横穴式石室で、石室長は17mという巨大なもの。
1958年の調査で鉄直刀片、須恵器・土師器片等が発見されているとのこと。
被葬者は三輪氏のものではないかと考えられています。三輪氏(大三輪氏)は大神神社の初代神主となった大田田根子の裔。この時代はすべての氏族の筆頭であったとされています。
もちろん「三輪山」を意識して築かれたと思われますが、真西よりわずかにズレています。