☆ 赤坂今井墳墓



丹後国丹波郡
京都府京丹後市峰山町赤坂
(P無し、道路向かいの歩道の辺りに停め置きました)



丹波郡の北端、丘陵を土地改変して築かれた弥生時代後期末の墳丘墓。国史指定。出土品は京都府有形文化財指定。

墳形は台状墓、底辺39m東西36m。
北・東・南側にテラス状の平坦面が設けられています。幅は6mほど。テラス部を含めた墓域は底辺51m東西45m。

往時は「潟湖」が眼前まで広がっていたように思います。

時代は邪馬台国と同時代。この時代の墳墓としては全国最大級。そして大量のガラス玉が被葬者に装着された状態で出土。これらはまさに「丹後王国」を彷彿とさせるもの。

埋葬施設は墳丘部に6基、テラス部に19基存在。

出土物は河内産または讃岐産、東海~関東産のものと、交流範囲は広かったようです。

その他概要は下部写真にて。

被葬者についてはあまり議論されていないようです。初代丹後国王とされる由碁理ですら、武諸隅命と同神とするなら古墳時代の人物。さらにその前の時代ということになるのでしょうか。












車はこの手前の所に停め置きました。右端、左端のどちらからでも登拝可。

北西側から。


北東側から。

墳丘頂より。

墳丘から麓を。田は「潟湖」の底であったと思われます。




*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。