☆ 大跡部王子陵 (附 御輿山古墳群)




美濃国牟義郡
岐阜県武芸川町跡部1703
(住所は大跡部神社のもの)(P有)



大跡部神社背後の「御輿山」中腹に築かれた古墳、並びに古墳群。

10基が確認され、うち「6号墳」が「大跡部王子陵」と称されるもの。下部の絵地図を描いた案内板を撮影した写真にもあるように、あと少なくとも3基は古墳の可能性があるとされています。

大跡部王子(大迹皇子)とは第25代武烈天皇皇子とされ、当地にて遁世され、崩御したと伝わります。

これは史実にはないもの。記紀ともに武烈天皇には子女が存在しないと記されています。
(詳細は → 大跡部神社の記事にて)

そもそもが存在しないとされているため、宮内庁の管轄ではなく登拝見学可。

古墳の詳細を示す資料は見当たりませんが、現在は円墳状のものが前方後円墳であった可能性もあるとのこと。横穴式石室を有し、築造時期は古墳時代後期であるとのこと。


大跡部神社前。駐車場は「御輿山遺跡」跡。向かって右手(鳥居横)のちょうど木が生えている小さな高まりが古墳の可能性のあるもの。

鳥居横(向かって左手)より「大跡部王子陵」へ。徒歩2~3分。

途中で舗装道路に変わります。奥に民家も有ります。東側より。この階段のところに前方部があった可能性有り。



西側より。

北西側より。



おそらく後裔の古墳が順々に築かれたのであろうと思います。きれいに一直線に並んでいるようです。