素盞鳴神社 (高取町与楽)


大和国高市郡
奈良県高市郡高取町大字与楽137-1
(P無し、アクセスや駐車は下部写真参照)

■祭神
素盞嗚命


高取町北部の丘陵谷間に位置する小さな集落「与楽の外れに鎮座する社。丘陵斜面に社殿が集落を見下ろす格好で築かれています。
◎高取町の資料によると、━━かつては貝吹山頂に存在していたものが3つ(与楽、寺崎、橿原市南妙法寺)に分かれたと言われています━━とのこと。
また別の資料によると「貝吹山」は、━━橿原市との境目に位置し、標高は210.3m。山頂には麓の人々が雨乞いをした「牛頭天王の塚」と呼ばれる直径約3mの円墳があり、南北朝時代には越智氏の山城が塚の上に築かれた━━と。
◎「貝吹山」とは「与楽集落」の北東に位置する山。南北朝時代に越智氏の根城となっていますが、雨乞いをした「牛頭天王の塚」の上に城が築かれたということは、それ以前より牛頭天王に対しての信仰があったことが分かります。現存しているのかどうかは不明。
◎3つに分かれたとありますが、当社以外の2箇所、「寺崎」には素盞嗚神社が鎮座、「南妙法寺」には知り得る限り天津児屋根命を祀る春日神社しか情報は得られず不明。そちらも創建由緒等の情報は得ておらず不明ながら、いつしか祭神替えがなされたのかもしれません。



「飛鳥病院」から南へ向かう道を進んで来たところ。右前に進むと「与楽」集落へ。左前に進むと当社へ。

奥まで進むとこのような所に。階段を登っていきます。

ほどなくして鳥居が現れます。





ご本殿から集落を。