☆ 比夜叉女墓
(ひやしゃめのはか)



近江国坂田郡
滋賀県米原市池下820
(道路が広がり駐車スペースとなっています)



平安末期に当地の領主であった佐々木秀義の乳母、比夜叉女の墓。

佐々木秀義は近江源氏の祖、頼朝挙兵の際に大いに功があったとか(この時代は専門外なので詳しく分かりません)。

秀義は「姉川」の伏流水を利用して溜池を造りました。これが「三島池」(「比夜叉池」とも)。

ところが池に水が溜まらなくなる年があり、秀義の乳母であった比夜叉御前(ヒヤシャゴゼン)が身を投じて村人の窮地を救ったというもの。

池前には三島神社が隣接。墓前、社前には「三島池(比夜叉池)」が満々と水を蓄えています。

その「三島池」は、日本文化遺産「「琵琶湖と水辺景観 ━ 祈りと暮らしの水遺産」の構成要素の一、「伊吹山西麓地域」として登録がなされています。

また農林水産省の「ため池百選」にも指定。
さらに「マガモ自然繁殖の南限地」として、マガモが滋賀県の天然記念物にも。



右手の奥が「伊吹山」




「伊吹山」を正面に。