☆ 古宮遺跡 (推古天皇 小墾田宮推定地)
大和国高市郡
奈良県明日香村豊浦/橿原市和田町
(「豊浦18-1」の「豊浦駐車場」とその周辺)
(「豊浦駐車場」は1日2000円、「あすか夢の楽市(明日香村埋蔵文化財展示室を併設)」からは徒歩15分ほど)
第33代推古天皇の「小墾田宮」推定地。
即位元年(592年)に「豊浦宮」を営んだ推古天皇ですが、十一年(603年)にこの「小墾田宮」に遷宮します。
これは第1回目の遣隋使で、文帝が倭国に対して後進国的な扱いを受けます(そのせいか紀に記載無し)。
そこで国内の政治改革等が一気に進められました。冠位十二階(603年)や十七条憲法(604年)の制定、「小墾田宮」への遷宮(603年)。「外交使節の歓待を意識して新造」(Wikiより)されたようです。
政府の慌てふためきようが見てとれます。
そして満を持して第2回目の遣隋使が607年に行われたのでした。「日出づる処の天子 書を日没する処の天子に致す…」と国書を添えて。
現在残されているのは庭園跡という土壇のみ。ほとんどは駐車場としてアスファルトで固められてしまいました。