手力雄神社 (奈良市橋本町)


大和国添上郡
奈良市橋本町39
(P無し)

■祭神



奈良でもっとも人の往来が多い、「東向商店街」と「三条通」との交差点近くに鎮座する小さな社。「三条通東端築地上」とWikiでは表しています。築地塀を背にしていることからの地名かと。急な石段を登った先に社殿があり、背後は興福寺会館。春日大社の境外末社。
◎創建由緒等は伝わっていないようです。「奈良坊目拙解」(享保十五年、1730年)には、「手力雄社内に揚柳の大木があり、道路を覆うほどに枝葉がよく繁っていた。手力雄柳と謂われたが、近世の台風で大半が折れ、今は僅かに株を残すのみに」とあるようです。
◎明治二十八年に「三条通」の拡張工事により奥行きが縮められ、社殿も少々移転されたとのこと。急な石段となっているのはこのためかと。