☆史跡☆ 阿曽の風穴



伊勢国度会郡
三重県度会郡大紀町阿曽
(アクセスは下部写真参照)
(停め置きスペース有り)



「祝詞山」南方、「大内山川」の支流「奥河内川」上流の史跡。「奥河内川」の流域一帯が大紀町「阿曽」と呼ばれ、瀧原宮が鎮座する「滝原」の南隣にあたります。

倭姫命巡幸の折り、瀧原宮の鎮座地を定めたというのが「祝詞山」山頂であったと言われます。そこで倭姫命が祝詞を奏上したことによる山名と思われます。

その南方の谷地にあるのが「阿曽の風穴」。倭姫命も知っていたのか?などと想像してみるとロマンも膨らむというもの。

ミニ鍾乳洞といったところでしょうか。中に潜ることも可。照明、手摺付きの階段完備。ちょっとした冒険心をくすぐられますが、潜行できるのは2m余りのみ。




地肌が黄色いのは照明によるもの。実際には石灰の白さ。

天井に向かって…

こちらが天井





斜面はこのように石灰岩の崩落した瓦礫だらけ。

この奥地にはキャンプ場らしきものがあったようです。国道42号線の「阿曽交差点」より「奥河内川」沿いを遡ること10分余り。アクセス道は特に通行困難な箇所は無し。当日は前日の嵐のような雨で木枝が散乱していましたが。

倭姫命巡幸地に因む「祝詞山」方面。