末高稲荷神社・笛吹若宮神社


大和国忍海郡
奈良県葛城市山口
(詳細住所不明、アクセスや駐車は下部写真参照)

■祭神
[末高稲荷神社] (不明)
[笛吹若宮神社] 天香山命


末高稲荷神社と笛吹若宮神社が一つの覆屋の中に並立して鎮座。笛吹若宮神社は式内名神大社 葛木坐火雷神社の「氏子枝宮」の一。「金剛山地」の「山和葛城山」の北東中腹に鎮座、「山口」集落の最奥地。標高は280mほど。
◎末高稲荷神社は創建由緒等不明。社名等から集落内の五穀豊穣を祈り建てられたものと思われます。
◎笛吹若宮神社は葛木坐火雷神社が14社挙げている「氏子枝宮」の一。いつの時代にどういう経緯で分霊したのかは資料が無く不明。かつての「忍海郡」には現在19の字が存在するようですが、葛木坐火雷神社と「氏子枝宮」14座とを合わせて15座が14字に鎮座(2字で1座の地区有り)。残る5字についてはいずれも東部に集中しており、氏子区域外であったということかと思われます。
◎詳細は不明ながら社地は古墳の墳丘であるという情報も。当地周辺は渡来系帰化人が多く住み着いた地。夥しい数の古墳が群集しており、高まりがあれば古墳と見なしていいのかもしれません。
◎葛上郡「櫛羅(くじら)」に鎮座する、鴨山口神社の旧社地が現在の北西2kmの山手にあったとされ、現社地に遷座したとされています。その旧社地というのは「櫛羅猿目上方」、通称は「岸野山」。詳細は不明ながら「山口」という地名が残る当地周辺ではないかと考えています。
◎境内は令和三年神無月に鳥居・覆屋・石段等が整備建替されました。同月内に参拝し撮影したものです。


まずは「ラッテたかまつ」さんを目指して山手へ。牛舎を過ぎると二手に分岐、右折します。

20mほどに公民館があります。車はこの横に停め置くのが良さそうです。

麓を。中央手前に「畝傍山」、左手手前に「天香山」が見えます。

公民館から100mほど登ると当社鳥居が見えてきます。






偶然にも「大和葛城山」の山頂に太陽が!