☆ 平野車塚古墳



大和国葛下郡
奈良県香芝市平野
(「平野」の北東端、「平野1-4」と「白鳳台1-1-1」の間の地)



かつては計6基あったという「平野古墳群」の一。3基のみ現存します。

全面道路に石室を開口しているものの、フェンスで閉ざされ、しかも雑草に覆われ放題。案内板も文字が消えてまったくの判読不可。どうにかならないものなのでしょうか…。

規模は径26mの円墳。
時期は7世紀前半としているものと中頃としているものと、資料が分かれています。

平野塚穴山古墳とともに、飛鳥の王陵級の墳墓の石室と共通の技法であるとのこと。
平野塚穴山古墳と同様に茅渟王一族のものと見られているようです。





石室内はかなりの土砂が流入しているようです。この重要な史跡の保存方法…なんとかならないものでしょうか。