☆ 平野塚穴山古墳



大和国葛下郡
香芝市平野503他
(P有るも閉鎖、国道168号線の複合商業施設群からは徒歩15分ほど)



香芝市北部に白鳳台というニュータウンがあり、その南側へ下る丘陵地、民家の中に窮屈に残る古墳。

ニュータウンは山を削って開発されたのだろうと思われます。

周辺には6基の古墳があったとされ、「平野古墳群」と称されているとのこと。現在3基が残存、3基が消滅したように思います。

概要は案内板を写した下部写真に譲りますが、補足をしておきます。

全長は一辺18mの方墳。
築造は7世紀後半~末頃。

被葬者は茅渟王(チヌノオオキミ)ではないかとされています。

敏達天皇の皇子である押坂彦人大兄皇子の、さらに皇子。妃は吉備姫王。特に事蹟の記録は無し。

片岡葦田墓に埋葬されたと「延喜式」にはあります。葛下郡「片岡庄」はだいたい当地付近。当古墳または周辺のどこかに眠っているのだろうと思います。