鑰取神社・白山神社 (手向山八幡宮 末社)


大和国添上郡
奈良市雑司町
(近隣コインP等利用)(アクセスは本文にて)

■祭神
[鑰取神社] 瀬織津媛命
[白山神社] 白山比賣神


手向山八幡宮の広大な神域内に鎮座する末社。鑰取神社は長い参道の途中、東大寺観音院の手前向かって左手に。白山神社はそのすぐ北側、小径を上がったところに。
いずれも創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。そもそも「鑰取」とは倉庫などの「鑰(鍵)」を預かる役職。印鑰社(いんにゃくのやしろ、いんやくのやしろ)などが各地に見られます。
当社近くには手向山八幡宮の宝庫(重要文化財)や法華堂経庫などがあり、本来はそれらの「鑰」を預かる社であったのではないかと。ところがいつしか祓戸社の役割を持つ社へと変化し、瀬織津媛命が祀られるようになったものかと思われます。


冒頭写真が鑰取神社、こちらと下の写真が白山神社。