八王子神社 (天理市蔵之庄町)


大和国添上郡
奈良県奈良市蔵之庄町198
(P無し、近隣停め置き不可、当日は近隣商業施設より20分近くかけて歩きました)

■祭神
八王子大明神(八王子御子神)
(多紀理毘賣命 市杵島比売命 速日天之忍穂耳命 天之菩卑能命 天津日子根命 活津日子根命 熊野久須毘命 田寸津比売神)
稲田姫大明神


天理市北端、「蔵之庄町」の集落西端に鎮座する社。すぐ西にJR桜井線(万葉まほろば線)が走っています。
社頭案内板によると、元は「菩提仙川」の上流にあったが寛文元年(1661年)の暴風雨の出水で現在の地に流され鎮座したとしています。
「菩提仙川」の上流とは東方5kmほどの「菩提山町」、正暦寺などという仏教施設がある辺りかと思われます。現在は当地付近では流路が著しく変わり、暗渠も多く、下流で「佐保川」に合流しています。
ここまで流れてくるのはよほどの出水だったのか、関東では8月に「隅田川」以東が海になるほどの洪水があったようですが。当地に流れ着いて以降は村の氏神となったようです。




ご本殿の左脇(向かって右脇)にニ棟が並んでいます。こちらは猿田彦神と春日神であるとのこと。稲田姫はご本殿に同殿して鎮まっているようです。