八坂神社 (大和郡山市石川町)


大和国添上郡
奈良県大和郡山市石川町
(詳細住所不明、「石川町公民館」と同敷地内、進入は北西側から)
(境内北東側に駐車スペース有り)

■祭神
(不明)
*古老談では、春日さん(かつては伊勢天照大神宮)・オオクニヌシ神(コトシロヌシ神とも)・スサノオ神


大和郡山市の東端、田園に囲まれた「石川町」の集落内に鎮座する社。わずか20軒あまりの小集落。環濠集落であったと伝わりますが、その痕跡は見出だせない現況。
◎当社に関する資料が乏しく詳細は不明。古老談によると江戸時代までは八柱神社と称されていたとか。瑞垣内の右端(向かって左端)には磐座が四座並んでいるようです。アタゴさん・オイナリさん・東西のハツホさんと伝わっているとのこと。東西のハツホさんはかつて当社の上社・下社であったようです。
◎また当社より南東1km余りに鎮座する楢神社は当社より分霊されたとも。ところが楢神社の方では、そちらから東1kmほどの地から遷座されたと伝わります。
楢神社から発見された古版木には、「神護景雲元年(767年)加賀国白山の峰に石川比売命が出現、天つ真榊の葉に乗り大和国添上郡石川の楢山に着くと、楢の木の枝に影向された…(以下略)」とあるとのこと。この「添上郡石川」というのが当地のことであり、石川比売命降臨が地名由来となっているのかもしれません。
◎当地には現在、山ないし丘のようなものは一切見当たらず、一面が平地。楢神社の旧社地とされる所から移住してきたのではないかとも考えます。



北側に駐車スペース有り。

向かって左側は公民館。


向かって左端に磐座が四座並んでいるとのこと。確認が取れていません。