☆ 与楽鑵子塚古墳
(ようらくかんすづかこふん)
大和国高市郡
奈良県高市郡高取町大字与楽
(駐車、アクセスは下部写真参照)
「貝吹山」の南西、尾根の先端に3基の首長墓と見られる古墳が並び、「与楽(ようらく)古墳群」と称されています。また周辺には100基ほどの群集墳が存在するとのこと。国史指定。
直径28mの円墳。
片袖式の横穴式石室、玄室は高さ4.5m以上のドーム状石室(与楽乾城古墳は高さ5.3m)。
ミニチュア土器、耳環、指輪、馬具、小玉(ガラス製)などが出土しているようです。
本格的な調査は行われていない模様。
「与楽古墳群」を築造年代の古いものから順に並べると以下の通り。
◎与楽鑵子塚古墳(当古墳)
径28m円墳、6世紀後半
一辺36m方墳、6世紀末~7世紀前半
◎寺崎白壁塚古墳(未拝)
東西長20~35m南北20m方台形墳、7世紀前半
3基はいずれも渡来系氏族のもの、
おそらくは東漢氏(ヤマトノアヤウジ)の首長のものであろうとされています。
→詳細は与楽乾城古墳の記事にて
与楽乾城古墳と同様にこちらも整備されるのでしょうか。飛鳥京と周辺遺跡を含めて世界遺産登録を目指しているようですし。