春日神社 (榛原栗谷)


大和国宇陀郡
奈良県宇陀市榛原栗谷
(詳細住所不明、「栗谷公民館」と敷地を共有、奥の民家は「栗谷477」)

■祭神
武甕槌命
経津主命
天児屋根命
比売大神
大将軍 大山祇命



宇陀市の山村地「榛原栗谷」の真ん中ほどに鎮座する社。村内には他に社が見られず、鎮守社であったかと思います。
社頭案内には「棟札の写しによると、元徳元年(1329年)12月に実盛願主となって春日四神を祀ったとあり、当社は鎌倉時代末頃の創祀と考えられます。実盛は当地の領主だったと思われます」とあります。
また「本殿には、東から順に若宮(大将軍、大山祇命)、1間あけて春日四神(武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売大神)を祀った形式(連棟型社殿)は、全国的に少なく、たいへん珍しいものです。この形式の建物は、流造がほとんどですが、この神社のような入母屋造の本殿はあまり見られません」と。江戸中期に改築されたらしく、この時に連棟型社殿になったということでしょうか。






左側(向かって右側)が若宮。

春日四神がそれぞれ鎮まります。


境内から麓を。