八幡神社 (奈良市水間町)


大和国添上郡
奈良市水間町448
(境内にP有るも閉鎖、周辺に停め置き不可)

■祭神
応神天皇
宇麻志間遅命


奈良市東部の山村地帯、「水間村(現在は水間町)」の集落内に鎮座する社。「水間村」は東大寺や新薬師寺といった仏教施設に用材を供給する、「杣(そま)」として利用された地。
◎創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。勧請は手向山八幡宮からとのこと。年代は不明ながら鎌倉から室町時代辺りではないかと推測されます。
参道に向かう東側からの丘陵斜面は、かつて「馬場崎」と称され、当社の祭祀場として馬を走らせる場であったとのこと。またその丘陵先端部では火葬墓が発見されており、その推定年代が鎌倉から室町のもの。
◎ご祭神の一柱に物部氏系の宇麻志間遅命がみえます。原初のご祭神だったのでしょうか。当地での痕跡は伝わっておらず不明。





北隣は学校跡地らしきもの。当日は正門前で、閉鎖されている当社P入口前に許可を得て停め置きました。


ご本殿前のひときわ存在感を放つ巨樹。