☆ 文武天皇 檜隈安古岡上陵
(ひのくまのあこのおかのえのみささぎ)



大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村大字栗原
(P有るも閉鎖、P前に寄せて停め置きました)



第42代文武天皇の治定墓。
古墳名は「栗原塚穴古墳」。

「国営飛鳥歴史公園」の南西に隣接してあります。こちらも含めて公園というべきか。

直径28mの円墳とされます。
もちろん宮内庁管轄の治定墓なので調査は行われていません。また治定されたために形も含めて整備されていると思われるので、原初の状態は不明。

当古墳の南西に「小字アンドク」という地名があり、また古書には「アンコウ山」という記述があることからのようです。

現在は中尾山古墳の方が、真の文武天皇陵とするのがほぼ確実。残念ながら治定違いだった可能性が高まっています。

形が変わっている可能性があるとはいえ、週末期古墳としては相当な規模。場所柄も含めてかなりの有力者の古墳であったように考えています。



拝所はぐるっと回ったところに。



陵前の風景。